ソウルバイオシス、紫外線LEDの技術盗用に対し警告を発す

- 紫外線LEDチップ、パッケージング、捕虫機製造全般の特許侵害で米国企業を相手に訴訟提起

- ジカウイルスの媒介蚊、マラリアの媒介蚊の誘引性能に優れる「バイオレッズ」技術保護が目的

画像1:米国フロリダ大学Koehler教授の実験結果 (写真:ビジネスワイヤ)

韓国安山市--()--(ビジネスワイヤ) --LED専業メーカーのソウル半導体(www.seoulsemicon.com/jp/)の子会社であり、世界的な紫外線LEDソリューション企業であるソウルバイオシス(代表理事イ・ジョンフン、www.seoulviosys.com/jpn/main/)は、米国の家電製品メーカーのP3インターナショナル社がウォールマートなど米国の大手小売販売店で販売する紫外線(UV) LEDによる蚊の捕虫機製品が、ソウル半導体の独自開発技術であるバイオレッズ技術と、この技術を応用したUV LEDによる蚊の捕虫機「Mosclean (モスクリーン)」の特許を侵害しているとして、米国ニューヨーク州南部連邦地方裁判所に8月8日付けで特許訴訟を提起したと明らかにした

ソウルバイオシスは、先月、UV LED硬化器メーカーである米国のSalon Supply Store社を相手にした特許訴訟で勝訴し、特許侵害製品の販売中止や損害賠償はもちろん、特許使用に対するロイヤリティを受けている。UV LED硬化器に続き、今度はUV LED捕虫機でも訴訟を提起し、今後もバイオレッズ関連特許を侵害する行為に対して断固として対処していく予定だ。

今回の訴訟で争点となった特許技術は、ジカウイルスを媒介する蚊を誘引することに最適化されたUV LEDチップの製造とパッケージング、捕虫機製造工程に至る、UV LED捕虫機製造工程の全分野に該当する。ソウルバイオシスは、蚊が紫外線に誘引されている点に着目して、国内最高の蚊の権威であるイ・ドンギュ教授の助言の下、UV LEDによる蚊の捕虫機の開発を開始し、長年の研究開発の末、最終的にバイオレッズ技術で最も効果的に蚊を誘引することができるモスクリーンを開発した。

モスクリーンは、米国、ベトナム、インドネシア、韓国などで実施された性能実験で、既存の捕虫機に比べて最大4倍以上の蚊の誘引性能を備えていることが証明された。また、世界的な昆虫学の権威者である米国のPhilip Koehler教授の蚊の捕獲性能実験では、米国疾病管理センターの標準的な捕虫機と比べて、ジカウイルス媒介蚊は最大13倍、マラリア媒介蚊は最大9倍多く誘引することが証明された。

世界保健機関(WTO)によると、蚊は、人間に害を与える動物の第1位を占めており、毎年、全世界で72万人以上の人が蚊による疾病で死亡している。蚊による疾病発生は年間2億件を超える。特に、蚊の媒介で拡大しているジカウイルスは、新生児小頭症を発生させる主な原因であると明らかになっており、感染患者の80%以上が感染の事実を知らず、性交からも感染しうる恐ろしい病気となる。

モスクリーンがジカウイルスを媒介するネッタイシマカの捕獲能力が最大13倍、マラリアを媒介するハマダラカの場合、最大9倍高いことが知られると、ソウルバイオシスの特許を無断で使用した企業と製品が増えており、今回の特許訴訟を提起することになった。バイオレッズ技術の保護と拡大に向けて、ソウルバイオシスは、今後も特許侵害に対する継続的な予防活動を行い、積極的な対応を行っていく予定だ。

ソウルバイオシスの事業を統括するカン・テユン社長は「過去15年間、UV LEDを研究開発し、世界で初めてバイオレッズ技術を開発したソウルバイオシスは、UV LEDを大量に量産するために、米国国防総省と外国人投資委員会の承認を受けて米国に拠点を置く子会社SETiの生産設備を増設することによって、バイオレッズ技術製品の普及を拡大している」とし、「白および青色LEDと聞くと思い浮かべる企業が日亜であれば、UV LEDと聞いて真っ先に思い浮かべる企業がソウルバイオシスとなるように、バイオレッズと応用製品の特許保護の技術にさらに力を入れ、大量生産によって低価格で普及を拡大して、人類の健康増進と清潔で快適な生活環境づくりのために努力したい」と強調した。

*バイオレッズ(Violeds)技術について

バイオレッズ技術は、紫外線(UV) LEDの研究開発おんために設立されたソウルバイオシスが、世界的なUV LED企業の日本のナイトライドセミコンダクタ社と米国のSETi社などと、15年以上共同で開発を進めてきた世界初の新概念UV LEDクリー技術。卓越した殺菌能力で、すでに宇宙ステーションを無菌状態に維持するために使用されており、殺菌だけでなく、空気清浄や脱臭、水質浄化、皮膚疾患治療、硬化など様々な分野に応用が可能。従来光源として使用されているUVランプには、ウサギ一匹の致死量である約35mgの水銀が使用されており、環境を汚染するだけでなく、衝撃に弱く、寿命が短く、応用範囲が非常に限定的だったが、2020年からは水銀含有製品の製造と輸出入を制限する水俣条約により、これらの水銀ランプの使用が制限される。一方、ソウルバイオシスのバイオレッズは、UV技術と半導体技術、そして機能性光子および光触媒技術が加わり、UV水銀ランプだけでなく、既存のUV LEDとも区別される新概念の未来クリーン技術として脚光を浴びている。

*ソウルバイオシスについて

ソウルバイオシスは世界第5位のLED専業メーカーであるソウル半導体とその社員によって設立、投資、運営されている紫外線(UV) LEDと青色LEDチップの専門メーカーである。2002年の設立以来、海外企業との連携や投資などを通じてUV LED関連の研究開発およびその応用分野の研究開発を行っている。UV応用分野に注力して清浄技術であるUV LEDの普及拡大に貢献しており、次世代の未来産業を主導する電子素子関連の研究開発も継続的に行っている。

Contacts

報道関係者お問い合わせ先
日本支社:ジャパンソウル半導体株式会社
広報担当
03-5360-7620

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