新たなGSMAの調査がデジタル・エコシステム経済の変化を解明

インターネットの未来を形成する動向を探った報告書

(Graphic: Business Wire)

ブリュッセル--()--(ビジネスワイヤ) -- GSMAは本日、世界のインターネット経済とその関係セグメントの構造、経済要因、財務業績について検討した新たな報告書を公表しました。GSMAのためにA.T.カーニーが開発した「ザ・インターネット・バリューチェーン」は、インターネット・エコシステムの発展状況、モバイル・ネットワーク事業者への影響、そして主要市場参加者の市場での位置の変遷を評価するものです。このリサーチにより、事業者、政策担当者、利害関係者がインターネット・エコシステムの機会、競争動向、および全体的健全性を評価する際に利用できる事実的基礎データが提供されます。

このスマート・ニュース・リリースにはマルチメディア資料があります。リリースの完全版はこちらをご覧ください:http://www.businesswire.com/news/home/20160517005734/en/

GSMA最高規制責任者のJohn Giustiは、このように述べています。「初めてインターネットを利用する人は、毎日60万人を超えます。この状況は、モバイル通信事業者を含む相互依存性の高いエコシステムに支えられています。この調査では、インターネットとそれを協力して推進している企業の性格的変化について、多くの洞察を得ることができました。」

モバイル・セクターのためのインターネット・バリューチェーンの変化についての主な調査結果

本報告は、過去5年間におけるインターネットの発展についての洞察を提供しています。特に、モバイル・セクターのこのような変化が持つ主な意味を明らかにしました。

  • インターネット・エコシステムが作り出す価値のうち、ますます多くの部分をオンライン・サービス提供会社が捕捉しています。2015年には、オンライン・サービスはインターネット・エコシステム全体の収益の半分近く(47%、1兆4000億ユーロ)を捕捉しました。中でも、少数の強力な市場参加者が他のセグメントの企業を買収することでインターネット・エコシステム全体で影響力を拡大しています。
  • インターネット接続収益は増加していますが、接続事業者が捕捉する価値の割合は低下しています。接続収益は2008年の1990億ユーロから、2015年は5080億ユーロに増加しましたが、これがインターネットのバリューチェーン全体に占める割合は18%から17%に低下しています。この割合は引き続き2020年までに14%に低下するでしょう。モバイル・ネットワーク事業者にとって、インターネット利用の増加がもたらす接続収益は従来型通信サービスからの収益の減少を補い切れていません。モバイル・データの収益も、他のセグメントの成長と比べて伸び率が小さいと予測されています。このような傾向は、インターネット・エコシステムの成長を支えるモバイル・ネットワークへの投資に課題をもたらします。
  • インターネット・エコシステムは成熟化しています。技術革新と技術開発のペースは依然として衰えていませんが、どのセグメントでも、最大の市場参加者の投資利益率と営業利益率が相対的に高くなっています。このような企業はリーダーとしての地位を確保しており、新規参入企業で十分な規模を達成できるところは少数です。例えば、2009年に利用が多かった米国の上位15個のウェブサイトのうち11個が、2015年も上位15個に入っています。

政策および企業戦略にとっての意味

インターネットのバリューチェーンの動向の変化についての調査結果から、本報告書は、企業と政策担当者にとっての重要な意味を明らかにしました。

  • バリューチェーンのセグメント間の相互依存は強く、複雑です。狭い視野に基づいた意思決定は大きな誤りを犯す危険があります。企業であれば、より大きなところからの競争上の脅威を見落とし、規制当局であれば、競争動向の真の状況の判断を誤るかもしれません。
  • 状況の変化によって、全体的政策枠組みが必要になっています。インターネットはセクターを変容させ、世界レベルで生産性を促進しましたが、国家やセクターのレベルでの影響はさまざまです。競争環境の変化、市場の大型化と多面化、デジタル・エコシステムの動向を認識した全体的な政策枠組みが必要とされています。
  • インターネットのバリューチェーン全体にわたる競争政策の側面について、一層の議論が必要です。投資利益や資本の流入がインターネットの少数のセグメントに集中していること、インターネットの少数の参加者がそのポートフォリオ・アプローチによって影響力を高めていること、競争上の動向が変化したことは、将来の競争政策の枠組みについての議論が必要であることを示しています。

Giustiは、このようにも述べています。「接続性はデジタル・エコシステムの中心的存在ですが、政策と規制枠組みは近代化されておらず、インターネットがもたらした新たな市場動向を反映できていません。政策担当者がデジタル・エコシステムの政策上の意味について検討している今、この調査が有益な情報となることを願っています。また、政策担当者には、技術革新を醸成して消費者の便益を促進するために不必要な規制を撤廃することを促したいと思います。」

報告書の全文はhttp://www.gsma.com/internet-value-chainで閲覧できます。

GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち250社は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA

原文はbusinesswire.comでご覧ください:http://www.businesswire.com/news/home/20160517005734/en/

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