東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、車載電子スロットル制御用としてDCブラシ付きモータ注1ドライバIC「TB9051FTG」を製品化しました。ドライバ回路をDMOS注2素子で構成することにより低オン抵抗が可能になり、小型パッケージ(P-QFN28(6mm×6mm))と高効率化を実現しました。2015年9月からサンプル出荷を実施し、2016年10月から量産出荷を行う予定です。
本製品は、エンジンの電子スロットル制御のほか、電流5A以下で動作する大型ドアミラーの開閉やトランク用ドア開閉などの用途に使用可能です。
当社は、様々なシステム異常を想定した機能安全分析を実施しており、ユーザーが安全設計、安全分析を行う上で必要となる各種ドキュメントも提供します。
なお、本製品を2015年5月20日~22日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2015」、および「TECHNO-FRONTIER 2015」に出展します。
新製品の主な特長
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低オン抵抗
ドライバ回路を最先端の微細プロセスとDMOS素子で構成することにより低オン抵抗 (H+L-side:0.34Ωmax)が可能になり、高効率化を実現。 -
小型フラットパッケージ
低オン抵抗により封入パッケージを小型化(P-QFN28-0606-0.65)し、小さな基板にも実装可能。 -
各種異常検出回路(機能安全を考慮)
過電流検出回路、過熱検出回路、過電圧検出回路、低電圧検出回路を内蔵。
用途(対応アプリケーション)
車載エンジン電子スロットル制御、バルブ制御、その他電流5A以下で動作する大型ドアミラーの開閉やトランク用ドア開閉など、ボディー系アプリケーションに対応。
新製品の主な仕様 |
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品番 | TB9051FTG | |
チャンネル数 | 1ch(H-Bridge) | |
オン抵抗(±3.0A、Ta=25℃) | 0.34Ω(H-side+L-side, max) | |
モータファンクション | 正転/逆転/ブレーキ | |
その他ファンクション |
PWM制御/電流リミットコントロール/H-side側電流モニタ
/Diag出力/POR回路 |
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異常検出機能 | 過電流/過熱/VBAT低電圧/VCC低電圧/VCC高電圧 | |
動作電圧範囲 | VBAT=4.5V~28V, VCC=4.5V~5.5V | |
外部電源 | 2電源(VBAT,VCC) | |
パッケージ | P-QFN28-0606-0.65 | |
サンプル時期 | 2015年9月 | |
量産時期 | 2016年10月 | |
注1:DCブラシ付きモータ: 整流子(ブラシ)を備えたモータ。
注2:DMOS: Double-Diffused MOSFET
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