GSMAが最新報告書でモノのインターネットによる家族生活の変革を見いだす

費用節約、安心感、セキュリティーが無線接続デバイスの成長を促している主要因:89%の人々が今後、すべてのデバイスの接続を希望

Mobile World Congress 2015
Mobile World Congress 2015:GSMA

スペイン・バルセロナ--()--(ビジネスワイヤ) -- GSMAが本日発表した最新の調査報告書によれば、モノのインターネット(IoT)は、スマートメーターやセキュリティーシステムなどの家庭の無線接続デバイスを通じて、生活費を節約し、安心感を高めながら、家庭の生活を一変させています。KRCリサーチ*とGSMAインテリジェンスが作成した報告書「モノのインターネットの影響:コネクテッドホーム」(The Impact of the Internet of Things: The Connected Home)は、ドイツ・日本・英国・米国のほぼ4人のうち1人が、スマートメーター(28%)、セキュリティーシステム(23%)、照明システム(23%)、健康モニター(23%)などのネットワーク接続デバイス(コネクテッドデバイス)を既に所有していることを強調し、消費者の暮らしの中で無線接続およびモノのインターネットの影響が高まっていることを浮き彫りにしています。

また、報告書によれば、コネクテッドデバイスの取り込みは今後急速に成長することが確実で、回答者の89%は、自宅にあるすべてのデバイスを今後、シームレスに相互接続させたいと述べています。報告書によると、消費者はセキュリティーシステム、温度自動調節器、スマートメーター、照明機器、車のほか、健康モニター、洗濯機、スマートウオッチ、活動量計、オーブン、冷蔵庫、高齢者モニターなど、実質的に自宅にあるものすべてをネットワークで接続することに強い関心を抱いています。

GSMAの最高技術責任者(CTO)を務めるアレックス・シンクレアは、次のように述べています。「複数の機械、デバイス、アプライアンスが数多くのネットワークを介してインターネットに接続し、消費者および企業に革新的な新サービスを提供しています。モノのインターネットは、未来的な流行語のように聞こえるかもしれませんが、既に存在し、私たちの暮らしをより良いものにしています。この報告書によれば、市場はまだ比較的に初期段階にあるものの、コネクテッドホームのこれらのサービスには巨大な需要があります。ただし、これらのデバイスおよびサービスの間でシームレスなやり取りが不可欠であり、異なる分野の企業間の協力および相互運用性が今まで以上に必須となります。」

スマートな節約

同調査の示すところでは、コネクテッドデバイスの所有者と非所有者の双方にとって、費用節約のチャンスは自宅用にコネクテッドデバイスを購入するメリットとして、最も魅力のある点でした。例えば、回答者の70%は、これこそがコネクテッドエネルギーシステムを所有する最重要の側面だと考えていました。また、消費者はコネクテッドカーに強い関心を抱いており、回答者はリアルタイムで更新する交通情報を利用して燃料費を節約する利点のほか、使用状況のリアルタイムモニタリングを通じて保険料を節約する利点を挙げました。非所有者のうち86%は、月額の保険料を30%節約できるのならば、次に購入する車としてコネクテッドカーを検討するとしています。時間の節約もまた、コネクテッドカーを運転する大きな利点だとみられています。所有者はリアルタイムの最新の交通情報で渋滞を避けることによって、毎月6時間以上も節約できるからです。所有者によれば、窃盗や危険に不安を感じず、それらを予防することも、スマートセキュリティーシステムを所有する最重要の利点の1つであり、ほぼすべての所有者がシステムの設置後にセキュリティー感が増したと述べています。

コネクテッドヘルス/フィットネス

同調査はまた、フィットネスの効果を高めるためのウエアラブルフィットネスデバイスの影響が高まっていることにも注目しています。非所有者の約25%は、毎月燃やすカロリーが10%増えるのであれば、コネクテッドフィットネスデバイスの購入を検討する見込みがあるとしています。また、コネクテッドヘルスケアデバイスも消費者に好評です。所有者の83%は健康・生活の満足感が増し、利用することによって安心感が生まれ、ライフスタイルの改善につながったと述べています。加えて、慢性疾患を持つ近親者を遠隔でモニタリングする機能、例えば、スマートヘルスケア機器で近親者が薬を確実に毎日利用するようにする機能は、圧倒的な好評を博しており、非所有者の86%がこの機能に関心を抱いています。

2015年モバイル・ワールド・コングレスにおけるコネクテッド・リビング

GSMAコネクテッド・リビング・プログラムは2015年モバイル・ワールド・コングレスにおいて月曜から火曜まで、GSMAイノベーション・シティー(ホール3、スタンド3A11および3A31)で開催されます。最新のモバイル製品/サービスに関するインタラクティブデモが数多く行われます。また、この週を通じて、数多くのセミナーとプレゼンテーションも実施します。詳細については、http://www.gsma.com/connectedliving/events/mobile-world-congress-2015/をご覧ください。

GSMAコネクテッド・リビング・プログラムは、通信事業者が価値を付加するとともに、機器間(M2M)市場で新たなコネクテッドデバイスとサービスの提供を加速化させることに貢献するイニシアチブです。この目的の達成には、業界の連携、適切な規制、ネットワークの最適化に加え、近い将来においてはM2Mの成長を、長期的にはIoTの成長を支える上で鍵を握る要因を創り出すことが必要です。

「モノのインターネットの影響:コネクテッドホーム」(The Impact of the Internet of Things: The Connected Home)のコピーをダウンロードするには、http://www.gsma.com/newsroom/wp-content/uploads/15625-Connected-Living-Report.pdfにアクセスしてください。GSMAコネクテッド・リビング・プログラムの詳細については、www.gsma.com/connectedlivingをご覧ください。

編集者への注記:

* 報告書「モノのインターネットの影響:コネクテッドホーム」(The Impact of the Internet of Things: The Connected Home)は、GSMAコネクテッド・リビング・プログラムおよびGSMAiが依頼したもので、世論調査コンサルタント会社のKRCリサーチがドイツ・日本・英国・米国のテクノロジーファンを対象に実施した調査の結果に基づいています。KRCは各国のテクノロジーファン500人を調査しました。調査は(1)ネットワーク接続された家族を定義し(例えば、ネットワーク接続家族とは何か)、(2)コネクテッドデバイスという観点からこれら家族の今後の要望を把握し、(3)各国の家族によるコネクテッドデバイスの現在の採用レベルを把握しています。回答者は、技術に強い関心を抱いている方、例えば、今後数年のうちにコネクテッドデバイスを購入しようと考えている方、または接続技術/デバイスが家族にもたらす利点をよく理解している方のみが選ばれました。

GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち250社は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA

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For the GSMA
Charlie Meredith-Hardy, +44 7917 298428
CMeredith-Hardy@webershandwick.com
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GSMA Press Office
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