ゴールデン、コロラド州、東京--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 世界最大のエンジニアリング・セラミックメーカーであるCoorsTek, Inc.（以下「クアーズテック」）は、本日、日本のエンジニアリング・セラミックの先端メーカーであるコバレントマテリアル㈱（以下「コバレント」）の買収を完了したことを発表しました。
コバレントがクアーズテックグループに加わることによって、アルミナ、カーボン、シリカ、シリコン、炭化ケイ素、石英、イットリアおよびジルコニアを含む 300 種を超える素材ポートフォリオを通して、業界でも最大かつ最先端の研究開発基盤で支えられることになり、クアーズテックの北米、欧州、アジアのエンジニアリング・セラミック分野における指導的立場はさらに高まります。
また、クアーズテックグループは四大陸・14ヶ国に50以上の製造拠点と 6,000 人以上の社員を擁することになります。この統合でクアーズテックは日本やその他の主要なアジア市場への販路を拡大することとなり、クアーズテックの強力な市場である北米、欧州、南米のみならず、既存の日本および韓国での事業を強化できます。 クアーズテックとコバレントを合わせた顧客数は1万社以上にのぼり、ほぼ全ての主要な産業分野を網羅します。クアーズテックは、半導体産業を今後の事業拡大上の重要市場と位置付けています。同社はこの分野でも最大かつ最も経験豊富で、先端的なテクノロジーの可能性を提供できる会社と自負しています。コバレントの各拠点は、今後、ジョナサン・クアーズ氏が最高経営責任者を務めるクアーズテックの半導体・医療事業グループに属することになります。 コバレントの社長で最高経営責任者である長浜敏夫氏はその地位にとどまります。
クアーズテックの会長兼社長、最高経営責任者であるジョン・クアーズ氏は次のように述べています。「コバレントマテリアルをグループに迎え、その強みをクアーズテックに加えることができるのを非常に喜ばしく思います。これによってアジアでの顧客層拡大と存在感強化を図るとともに、素材技術と生産能力の強化で業界内の指導力を高められます。我々の戦略的な成長目標を支えるのに、コバレントマテリアル以上にふさわしい会社はありません。」
コバレント社長の長浜敏夫氏は、「旧東芝セラミックスの時代から、コバレントマテリアルは革新と実績を積み重ねてきました。今、クアーズテックとの統合が新たな歴史になろうとしています。」と述べました。
クアーズテックの半導体・医療事業グループ最高経営責任者であるジョナサン・クアーズ氏は、「統合後の次のステップで、無限の可能性と革新によって世界を目に見えるかたちでより良いものにしていきます。クアーズテックとコバレントの強さを繋ぎ合わせ、現在、そして将来のグローバルな半導体市場のニーズに応える重要な機会を捉えていきます。半導体テクノロジーの社会に及ぼす影響がかつてないほど大きいこの時代に、一つのグループとして我々が変革的な解決策を提供する力は、業界で追随を許さないものと確信しています。」
クアーズテックについて
クアーズテックは、他に類のない高品質の製品を求める先端技術企業・製造会社に応え、エンジニアリング・セラミックや先端素材を提供し、世界を目に見えるかたちで改善していきます。 クアーズテックの製品は、エネルギー、輸送、情報技術、医療、防衛分野のグローバルな課題に対して卓越したソリューションを提供することで、多くの人々の生活に関わっています。 製品情報、1910年以来の沿革および北米、南米、欧州およびアジアでの拠点などについて、詳しくはwww.coorstek.comをご参照ください コバレントマテリアルについての詳しく説明はwww.covalent.co.jp をご参照ください。
