MakerBot が Yahoo! Japan の視覚障碍者のための「さわれる検索」プログラムに MakerBot Replicator 2 デスクトップ 3D プリンタを寄贈

3D プリンタが出力したさわれる立体物に触れて学ぶ児童のメリット

米ニューヨーク州ブルックリン発--()--MakerBot は Yahoo Japan Corporation (運用担当:Yahoo! Japan) に協力して、日本の盲学校 7 校に自社の主力 3D プリンタである MakerBot® Replicator® 2 デスクトップ 3D プリンタを数台寄贈します。 MakerBot Replicator 2 デスクトップ 3D プリンタは Yahoo! Japan の革新的なプログラム「さわれる検索」の一環として寄贈されます。「さわれる検索」は、日本全国から盲学校や養護学校から数校を選出し、MakerBot Replicator 2 デスクトップ 3D プリンタが出力する立体物に児童が実際にさわって感じることができるようにするプログラムです。

日本の「点字の日」にあたる 11 月 1 日に発表された「さわれる検索」プロジェクトとは、インターネットから検索したものをそのまま立体物として形づくる新たなプログラムです。これは、学校や家庭など、身の回りにあるものを 3D プリンタが出力するモデルにすることで、見る、聞くという目や耳から入る情報を、さわって感じる新しい体験に変える取り組みです。3D 出力される立体物の中には、MakerBot® Thingiverse® Web サイトからダウンロードできるデジタル デザインがあります。この Web サイトは世界最大の 3D デザイン コミュニティであり、3D モデルを発見、出力、共有するために、100,000 を超えるダウンロード可能なデジタルデザインが含まれています。

このプログラムは、2013 年 9 月 20 日から 10 月 31 日までパイロット プログラムとして筑波大学附属視覚特別支援学校 (盲学校) で初めて実施されました。ここでは、視覚に障碍がある児童が、MakerBot Replicator 2 デスクトップ 3D プリンタで出力した 90 以上の立体物に触れて「さわれる検索」を体験しました。児童は、自分が知っているものを出力して形を再確認したり、形がわからない新しいものを出力したり、それぞれの使い方で学ぶことを楽しみました。

今回、この「さわれる検索」が拡大されます。Yahoo! Japan はこのプログラムを公開し、「さわれる検索」マシンを筑波大学に寄贈して、より多くの人々が「さわれる検索」を体験できるようにマシンの管理を依頼します。このプログラムのために作成される新しい 3D デザイン ファイルはすべて MakerBot Thingiverse 3D デザイン コミュニティ Web サイトにアップロードされ、すべての人々が無償でダウンロードできるようになります。また、プログラムのソース コードも Github で共有されます。「さわれる検索」マシンは筑波大学に寄贈され、埼玉県立塙保己一学園と横浜市立盲特別支援学校の 2 校の公立校にも貸し出されます。

「MakerBot は Yahoo! Japan が開発した「さわれる検索」プログラムを支援できることを誇りに思っています」と MakerBot の CEO、Bre Pettis は述べています。「私たちはここ何年かの間でとても刺激的で創造力に富んだ 3Dプリントモデルの使い方を見てきましたが、子どもたちに影響を与え、彼らが見ることを助け、今回の場合は感じることを助け、世界を変えることは私たちにとって重要なことです。このプログラムは、情報を共有することにどのようなメリットがあるかや、身の回りにある世界についての感じ方がどのように変わるかを示すものです。」

「さわれる検索」プログラムを拡大し、これを公開することによって、Yahoo! Japan はインターネットやテクノロジーの威力をより多くの人々が体験できるように取り組んでいます。

パイロット・プログラムの期間中、「さわれる検索」マシンは多くの児童が訪れる副校長室に設置されましたが、多くの児童が体験を希望するため、列を作って順番を待たなくてはならないほどでした。児童は自分が知っているものを出力して形を再認識したり、名前は知っているけど形のイメージがぼんやりしているものを出力して実際に触ることで自己の認識を補完したり、それぞれの使い方で学ぶことを楽しみました。

児童が触ったものの 1 つにサソリのモデルがありました。実物のサソリに児童が触れるのは危険ですが、3D 出力したモデルであれば持って、感じて、理解することができます。クラゲの形や自由の女神像も同じです。児童はこのようなものすべてについて聞いたことがあっても、これまでまったく触れたことはありませんでした。3D 出力したものに児童がさわれることは、理解するということにまったく新しい意味をもたらしました。

「さわれる検索」プログラムの詳細については、sawareru.jp を参照してください。この Web サイトでは、筑波大学附属視覚特別支援学校の児童が「さわれる検索」マシンの助けを借りてさわれる体験からどのようなメリットを得たかがレポートされています。このプログラムに協力することに関心がある方は、Links for Good (linksforgood.yahoo.co.jp) をご覧ください。

MakerBot について

MakerBot は Stratasys, Ltd. の子会社で、信頼性の高いデスクトップ 3D プリントを手頃な価格で提供することを目指す、Next Industrial Revolution をリードする企業です。MakerBot は 2009 年に設立され、エンジニア、アーキテクト、デザイナー、教育者、消費者などの革新的で、業界をリードする顧客にデスクトップ 3D プリンタを販売し、世界最大のインストール基盤を築いてきました。MakerBot 3D には、3D プリントへのアクセスと迅速な導入を促すエコシステムとして、Thingiverse.com、MakerBot Digitizer デスクトップ 3D スキャナー、デスクトップ 3D プリンタの MakerBot Replicator シリーズ、MakerWare ソフトウェア、MakerCare、MakerBot ストア、一流ブランドとの戦略的パートナーシップなどがあります。MakerBot は、最高の 3D プリンタに贈られる Popular Mechanics の “Overall Winner”、Time Magazine の “Best Inventions of 2012”、Popular Mechanics の “Editor’s Choice Award”、Popular Science の “Product of the Year”、Fast Company の “One of the World’s Top 10 Most Innovative Companies in Consumer Electronics” など、数多くの賞を受賞しています。MakerBot (makerbot.com) をフォローして、Next Industrial Revolution にご参加ください。

Stratasys について

Stratasys Ltd. (NASDAQ: SSYS) は、ミネソタ州ミネアポリスとイスラエルのレホボトに本社を置き、プロトタイピングや制作を目的とする 3D プリンタと資材のメーカーです。同社が特許を有する FDM® プロセスと PolyJet® プロセスは、3D CAD ファイルなどの 3D コンテンツから直接プロトタイプや製品を作成します。これらのシステムには、アイデアの考案、プロトタイピング、DDM (Direct Digital Manufacturing) を目的とする 3D プリンタを含みます。Stratasys の子会社には MakerBot や Solidscape などがあり、RedEyeデジタル製造サービスを運営しています。Stratasys には 1500 人以上の社員が勤務しており、全世界で 500 以上の製造特許を保持し、申請中の特許も多数あります。同社は、そのテクノロジーとリーダーシップについて 20 以上の賞を受賞しています。同社の情報については、stratasys.com または blog.stratasys.com をご覧ください。

Contacts

MakerBot
Jenifer Howard
+1-347-676-3932 (o)
+1-203-273-4246 (m)

Release Summary

MakerBot works with Yahoo! Japan to provide MakerBot Replicator 2 Desktop 3D Printers to "Hands on Search"for visually impaired and disabled children.

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