米カリフォルニア州サニーベール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 透明柔軟導電体市場向け銀ナノワイヤベース・ソリューションをリードするカンブリオス・テクノロジーズ・コーポレーションは本日、世界最大手のタッチソリューション技術企業TPKとの既存の合弁事業にフィルムベース・タッチセンサーのリーダー企業である日本写真印刷が参加すると発表しました。先進的タッチスクリーン向けにクリアオーム(ClearOhm®)フィルムの開発および製造を行います。共同事業のTPKフィルム・ソリューションズ(TPKF)は、クリアオーム銀ナノワイヤ・フィルムをロールツーロール方式のプロセスで生産します。これにより、相手先商標製品製造会社(OEM)は、世界中の新しい製品とアプリケーションを対象とする最先端タッチスクリーンを市場に投入することができます。
カンブリオス・テクノロジーズの社長兼最高経営責任者(CEO)のジョン・レモンチェックは、次のように語っています。「TPKおよび日写印との合弁事業では、市場をリードする両社と協力してクリアオームの銀ナノワイヤベース・タッチスクリーンを提供し、カンブリオスの世界的事業が拡大します。3社が協力すれば、OEMは次世代の電子機器に導入するクリアオーム・フィルムを入手しやすくなります。」
日本写真印刷の鈴木順也代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「当社の合弁事業への参加は、カンブリオスの先進的技術、TPKのタッチスクリーン市場におけるリーダーシップと共に、タッチスクリーン業界のお客さまに新しい技術的価値をもたらします。当社は世界的事業をさらに拡大し、先進的ソリューションを市場に届けることができます。」
TPKのマイケル・チャン会長は、次のように語っています。「TPKは高性能のタッチスクリーンを世界の市場に提供してきた長い伝統があり、エンドユーザーに貢献する技術を常に追求しています。カンブリオスと日写印の協力は、当社のニーズにぴったり合うものでした。銀ナノワイヤは、当社がモバイルデバイス市場のミッドエンドとローエンドの領域に対応するためには、重要な戦略的要素となります。私たちは、携帯電話、タブレット、大面積タッチスクリーン製品など、主要な消費者向け電子機器に搭載するクリアオーム・フィルムを量産する能力を提供します。」
銀ナノワイヤの単結晶を特徴とするクリアオーム材を使用すれば、OEM各社の消費者向け電子機器は開発期間が短くてすみ、OEMは価格帯を競争力のあるものにすることができます。この合弁事業では、銀ナノワイヤ(AgNW)、ロールツーロール方式によるコーティング、タッチスクリーン製品およびアプリケーションの大量生産に関して、合計90年以上に及ぶ専門知識が生かされます。カンブリオスは、世界的有名ブランドのオールインワン型コンピューター、コンピューターモニター、タブレット、スマートフォン、産業用キオスク端末などの消費者向け・産業向けアプリケーションで、銀ナノワイヤ製品の発売を成功させています。今回の発表を踏まえ、カンブリオスでは引き続き、タッチセンサーやディスプレーのメーカーを対象とする定評ある最先端の信頼できるサプライチェーンを通じて世界的事業を強化していきます。
合弁事業の拡大契約は2013年10月3日に正式署名を済ませており、量産は2014年第2四半期の見込みです。カンブリオスのクリアオーム技術に関する詳細については、http://www.cambrios.com/technology/をご覧ください。
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カンブリオスについて
カンブリオスはナノテクノロジーを利用した革新的ソリューションを提供する業界リーダーです。当社の画期的な銀ナノワイヤベース透明導体により、電子製品の製造を単純化し、電子デバイスの最終製品のコストと性能を改善できます。当社のクリアオーム製品は、従来の材料および手法よりも大幅に高い光学性能および電気性能を備えた透明導体です。クリアオームの用途には、タッチスクリーン、EMIシールド、LCD、電子ペーパー、OLED照明、薄膜太陽電池などがあります。カンブリオスはカリフォルニア州サニーベールに本社を置き、日本と台湾に事務所を構えています。
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