アブダビで開催される世界未来エネルギーサミット2012で潘基文国連事務総長が「すべての人のための持続可能エネルギーの国際年」を開始

国連事務総長がWFESで基調講演を行い、IRENA総会でハイレベル声明を発表

His Excellency Ban Ki-moon, Secretary-General of the United Nations at the WFES 2011. (Photo: Business Wire)

World Future Energy Summit 2012

アラブ首長国連邦アブダビ--()--(ビジネスワイヤ) -- 国連の潘基文事務総長は、昨年に続いて世界未来エネルギーサミット(WFES)2012に出席し、「すべての人のための持続可能エネルギーの国際年」を開始します。潘基文事務総長がアブダビで開催される世界未来エネルギーサミットで各国首脳および国際的代表者に向けて講演を行うのは、2年連続となります。

事務総長が再びアブダビで講演されることは、エネルギー問題、特に「全ての人に持続可能なエネルギーを」という新しいイニシアチブを事務総長が重視していることを示しています。潘基文事務総長は、2030年までにこのイニシアチブを達成するために3つの目標を設定しました。つまり、近代的エネルギーを誰もが利用できるようにすること、エネルギー効率の改善ペースを2倍にすること、世界的なエネルギー構成にしめる再生可能エネルギーの割合を倍増させることです。

潘基文事務総長は次のように述べています。「このような重要なイベントを主催されるUAEを称賛いたします。世界未来エネルギーサミットには、このイニシアチブ、そしてすべての人のための持続可能エネルギーの国際年を成功させる上で必要な主要関係者が集まります。」

「このサミットで、『すべての人に持続可能なエネルギーを』のイニシアチブに対する真摯な取り組みが生まれることを期待しています。エネルギー貧困を低減し、経済的活力を促進し、私たちの地球を守るという取り組みです。私がここにいるのはそのためであり、このイニシアチブが私の最優先事項の1つとなっているのもそのためです。」

このイニシアチブでは、持続可能な開発に関するリオ+20会議を前に、企業、金融セクター、政府、市民社会の意欲を引き出し、これらの目標を推進する行動を公共部門と民間部門にわたって促進することを目指しています。

UAEエネルギー・気候変動特使を務めるマスダール最高経営責任者(CEO)のスルタン・アーメド・アル・ジャベール博士は、次のように述べています。「アブダビおよびWFESに国連事務総長をお迎えできることを光栄に思います。事務総長がこの会議に再び参加されることは、国連が持続可能エネルギーを重要視していることを明確に示しています。同時に、UAEが持続可能性、グリーン成長、イノベーション、エネルギー効率を促進する拠点として世界的に認められていることも明らかになりました。」

「2年連続して国連事務総長がWFESに参加されることは、架け橋を築いて持続的関係を作り上げるというUAE政府のビジョンが成功していることを示しています。」

「再生可能エネルギーとエネルギー効率向上によるエネルギー安全保障の実現が、エネルギーミックスの多様化を目指すUAEの戦略の核心です。すべての人のための持続可能エネルギーの国際年をアブダビから世界未来エネルギーサミットの場で開始することは、それにふさわしいことです。この重要な活動の場として事務総長がアブダビを選ばれたことを光栄に思います。」

エネルギーへのアクセスは世界的な問題であり、貧困の問題において見過ごされがちな点です。国連によれば世界の14億人以上が電気を利用できず、約30億人が調理や暖房で従来のバイオマスに頼っています。また、最大でさらに10億人は信頼性の低い電力網しか利用できていません。「エネルギー貧困者」は、収入を生み出す生産的な活動や医療・教育などの基本的なサービスのための電力不足から、経済的悪影響を受けています。

UAEは再生可能エネルギーの開発とエネルギー効率を優先課題としています。過去5年間でUAEはエネルギー・ポートフォリオを拡大し、国内と国外で再生可能エネルギーのプロジェクトを展開してきました。これには、マスダール・シティにある域内最大の10MWの太陽光発電所、シャムス1(100MWの発電が可能な集光型太陽熱発電所)、ゲマソーラー(19.9MWの集光型太陽熱発電所、中央タワー式集光器と溶融塩蓄熱技術を採用した商業規模の発電所として世界初)、ロンドン・アレイ(1GWの洋上風力発電所)があります。UAEはまた、新しいグリーンなテクノロジーを生み出すためにマスダール研究所の知的資本に投資し、研究開発と実用化のための資金を民間と公的財源から集めています。

今年で5年目を迎えるWFESは、再生可能エネルギー、エネルギー効率、水・廃棄物部門の前進に取り組む世界で最も重要な年次会合です。

世界未来エネルギーサミットでの基調講演と同時に、潘基文事務総長は、2012年1月14~15日に同じくアブダビで行われる国際再生可能エネルギー機関(IRENA)総会の第2セッションで発言を行う予定です。

このサミットには代表団3000人を含む2万6000人以上の参加が予想され、出展企業は650社、ナショナル・パビリオンは20カ国に達する見込みです。

マスダール・イニシアチブの詳細についてはこちらをご覧ください:www.masdar.ae
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*配信元:ME NewsWire
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