米カリフォルニア州フリーモント--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ）-- 世界最大のIPv6ネイティブ・インターネット・バックボーン・プロバイダーにして大手コロケーションプロバイダーのハリケーン・エレクトリックは本日、インターネット・アサインド・ナンバーズ・オーソリティー（Internet Assigned Numbers Authority、IANA）が来週中にIPv4アドレスの最終ブロックを割り振ると予測しました。
IANAが割り振ることができるIPv4アドレスが枯渇すると、インターネットサービスプロバイダー（ISP）と地域インターネットレジストリー（RIR）は、無料の予備アドレスが減少しつつある諸組織から新たなIPv4アドレス・ブロックを求められた場合、その要望に応えることができない可能性があります。IPv4にしか対応していない組織が新しいアドレスの割り当てを拒否されると、アドレス不足の対処に必要なネットワーキング機器をインストール・設定するために、高額な設備投資を余儀なくされるかもしれません。
ハリケーン・エレクトリックIPv6戦略担当ディレクターのマーティン・レビーは、次のように述べています。「将来、高コストの設備投資や、事業継続計画での失敗を回避するために、企業はすぐにでもIPv6に移行する必要があります。IPv6に移行し損ねた企業は、アドレス共有プランをまとめ上げ、そのために高額な機器を購入したり、おそらくは法外な料金となる可能性があるIPアドレス空間を市場で購入するなど、数々の辛い選択を強いられるでしょう。」
ハリケーン・エレクトリックの世界的なインターネット・バックボーンは、顧客のすべての各接続ポイントと、ネットワークを運営するすべての各拠点で、IPv6ネイティブ接続を提供できる数少ないもののうちの1つです。ハリケーン・エレクトリックは2001年に初めて、自社のインターネット・バックボーンにIPv6を導入し、中核的なサービスとして、すべての顧客にIPv6接続を提供しています。ハリケーン・エレクトリックは世界最大のIPv6ネットワークを運営しているだけでなく、接続IPv6ネットワークの数は1100を上回ります。
ハリケーン・エレクトリックは同じ接続を介して、IPv4・IPv6の中継ソリューションを最大10Gbpsの速度で提供しています。当社の世界的ネットワークには45の主要な相互接続ポイントがあり、1600以上の異なるネットワークが接続しています。ハリケーン・エレクトリックは障害回復力のあるファイバー・トポロジーを採用しており、北米を横断する4つの冗長パス、米国と欧州を結ぶ2つの独立パス、欧州とアジアでサービスを提供する複数のリングを活用しています。
ハリケーン・エレクトリックは世界的インターネット・バックボーンとコロケーションのサービスに加え、人気の高いIPv6認証、トンネル・ブローカー、無料DNSサービスを無償で提供しています。ハリケーン・エレクトリックは長年、ネットワーク事業者、最高情報責任者（CIO）、Cレベル幹部にIPv6のメリットや、次世代インターネットプロトコルの実装方法について啓発してきました。
ハリケーン・エレクトリックはまた、すべてのIPv4アドレスが枯渇するまでに残された時間を表示するIPv4枯渇カウントダウン・アプリケーションを提供しています。このアプリケーションはIANAが最終的な割り振りを終えた時点以降、5つのRIRによるアドレス空間の割り振りを継続的に監視します。各RIR（AfriNIC、APNIC、ARIN、LACNIC、RIPE）が事業者とエンドユーザーの割り当てに利用できるIPv4空間は限られています。
ハリケーン・エレクトリックについて
ハリケーン・エレクトリックはインターネット・バックボーンとコロケーションの大手プロバイダーです。ハリケーン・エレクトリックはIPv4・IPv6の世界的ネットワークを所有・運営するほか、カリフォルニア州フリーモントにいくつかデータセンターを持ち、北米・欧州・アジアで数十Gbpsで動作するリンクを複数管理しています。マイク・レーバーが自宅のガレージで1994年に創業したハリケーン・エレクトリックは、接続ネットワーク数で世界最大となるIPv6インターネット・バックボーンを運営しています。
ハリケーン・エレクトリックの詳しい情報については、http://www.he.netをご覧ください。
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