イートンがエンジン効率を向上させるための次世代傘中空バルブを発表

イートンの次世代ナトリウム充填傘中空バルブは燃費を高め、排出ガスを削減し、ガスエンジンの性能を向上。(写真:ビジネスワイヤ)

米ミシガン州ゲールズバーグ--()--(ビジネスワイヤ) -- パワー・マネジメント企業のイートンは本日、車両グループが燃費を高め、排出ガスを削減し、ガスエンジンの性能を向上させる次世代ナトリウム充填傘中空バルブを投入したと発表しました。このバルブは、エンジンのノッキングを軽減しながらシリンダー室の温度を下げる独自の設計を採用しています。

従来の中空バルブとは異なり、この新バルブの傘部分は2つの独立した部分から構成されており、これらは製造工程で溶接されます。これにより、ナトリウム空洞部の設計自由度が高まり、容積を増やして最適なナトリウム流を確保することができます。この溶接デザインとその試験済み技術により、このバルブは最も要求の厳しい業界検証目標を確実に達成できます。

イートン車両グループのバルブトレイン事業部門ディレクターであるパヴェル・ウォルスキーは、次のように述べています。「イートンの新世代バルブは、バルブの進化における次なる段階となるものであり、お客さまが求めるソリューションを提供します。車両の排出規制が一層厳しくなる中、イートンはお客さまにソリューションを提供し続けています。」

車両の国際的な排出基準が厳しくなる中、新しい型式認証サイクルや世界規模での排出制限に至っています。近い将来、燃費規制がさらに一層厳しくなることが予想されており、メーカーはより高い空燃比のエンジンを設計するか、エンジン適合化計画全体を再構成する必要に迫られています。

この新バルブには、燃焼室面を冷却し、従って燃焼室の温度を下げる機能があり、これによりエンジンがノッキングしにくくなるため、火花の前進速度と空燃比が増加します。その結果、正味燃料消費率(BSFC)を向上させ、排出量を削減することができます。

この新バルブは、耐久性と性能に関して、下記を含む試験を受けています。

  • 溶接疲労
  • 過速度耐久性
  • 過酷使用動的耐久性
  • 全出力/全負荷耐久性
  • 温度測定分析
  • ノック限界特性
  • 正味燃料消費率の測定

イートンの次世代ナトリウム充填傘中空バルブは現在、幾つかの世界的な自動車メーカーが評価中であり、2023年に生産を開始する予定です。

イートンのバルブに関する詳細情報についてはこちらをご覧ください。

イートンのミッションは、パワー・マネジメント技術とサービスを使用して生活の質と環境を改善することです。当社は、顧客による電気・油圧・機械式動力の効果的な管理を支援できる安全で効率的で信頼性のある持続可能なソリューションを提供しています。イートンの2020年の売上高は179億ドルで、175カ国を超えるお客さまに製品を販売しています。従業員数は約9万2000人です。詳細情報については、www.eaton.comをご覧ください。

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Thomas Nellenbach
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(216) 333-2876 (cell)

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