MIPIアライアンスがMIPI UniPro v1.8をリリースし、性能向上とサービス品質改善を実現

新バージョンは従来リリースと比べてピークデータ転送速度が2倍に

アップデートされた仕様はJEDECの新しいUFSバージョン3.0 に採用され、スマートフォンやタブレット、自動車に内蔵されるストレージ製品をサポート

米ニュージャージー州ピスカタウェイ--()--(ビジネスワイヤ) -- モバイル産業/モバイル関連産業向けのインターフェース仕様を策定する国際組織のMIPIアライアンスは本日、モバイル接続デバイス内のチップセットや周辺部品に使用される多目的トランスポート層のアップデートとなるMIPI UniPro v1.8をリリースしました。

MIPI UniPro v1.8は従来のリリースよりも劇的に速いデータ速度を実現するもので、高スループット転送の品質を保証する技術を取り入れています。この最新仕様を最初に採用するのがJEDEC半導体技術協会です。JEDECはMIPI UniPro v1.8を採用することにより、スマートフォンやタブレット、モバイルコンピューティング製品のほか、車載システムのインフォテインメントプラットフォームやテレマティクスハブに内蔵されるユニバーサル・フラッシュ・ストレージ(UFS)バージョン3.0対応のメモリー部品に対し、インターコネクト層を提供します。

MIPIアライアンスのJoel Huloux会長は、次のように語っています。「MIPI UniProは成熟した汎用のインターフェースであり、実装が容易で、従来デバイスないしモジュール式デバイスのアーキテクチャーに使用できる柔軟性を備え、モバイル業界や他の業界で進展を見せているニーズに対応できるように合わせています。」

「JEDECが早速MIPI UniPro v1.8を採用するということは、この新しい仕様は進化を続けるメモリーストレージ業界にとっての適用性を実証しています。モバイル業界が5Gに移行する中で、スマートフォンやノートPC向けの魅力的なアプリケーションがさらに多く登場するとみており、当アライアンスは会員や他業界の組織と協力して、この仕様の活用範囲をコネクテッドカーシステム、その他の新登場のプラットフォームに拡大したいと思っています。」

MIPI UniProプロトコルは物理層のMIPI M-PHYに導入されます。新しいv1.8リリースはMIPI M-PHYの最新バージョンであるv4.1上で動作し、スループット、システム性能、サービスクオリティーを大幅に改善します。

MIPI UniPro v1.8の主な特徴は下記の通りです。

  • 「ハイスピード・ギア4」として知られるMIPI M-PHY v4.1転送モードを使用して、レーン当たり11.6ギガビット毎秒(Gbps)のデータ転送速度を実現でき、従来仕様(v1.61)と比べて性能が倍増します。
  • フォアードリンクとリバースリンクのビット誤り率やレシーバー性能を連続的にモニタリングすることができます。MIPI UniPro v1.8 は通信チャンネルを動的に「再トレーニング」できます。この再トレーニング機能は必要に応じてリンク設定を更新し、データ速度が高い場合もリンクの信頼性とサービス品質(QoS)がv1.61仕様での低速の場合と同じになるように保証します。
  • このQoS機能を使用することにより、例えば車載アプリケーションで見られるように、非常に変動範囲が大きく極端な温度条件となり得るシステムでも、データ転送の信頼性を保証することができます。
  • このQoS機能により、インターコネクト部分の劣化に伴う性能上の問題をモニタリングしてそれに対応し、導入システムを長寿命化することもできます。
  • MIPI UniPro v1.8リンクは4本と少ない配線で実装できるため、集積化が容易になり、コスト削減に貢献します。v1.61から新リリースへのアップグレードは簡便で、従来仕様との後方互換性も確保されています。

MIPIアライアンスUniProワーキンググループのチェアーを務めるユルゲン・ウルバンは、次のように語っています。「MIPI UniPro v1.8の本質は性能改善です。この仕様の動的リンク更新機能やリンクトレーニング機能により、この技術でインターコネクトされたコンポーネントが高速時にも想定通り動作することが保証されます。MIPIアライアンスは今後もMIPI UniProとMIPI M-PHYを進化させ、モバイルアプリケーションや車載アプリケーションの今後のニーズに対応していきます。」

相互運用性テストワークショップ

MIPIアライアンスは相互運用性テストワークショップを頻繁に開催し、開発者がMIPI UniProを適切に実装できるよう支援しています。2017年10月に台湾で開催した直近のワークショップでは、MIPI UniPro v1.8とMIPI M-PHY v4.1に基づく間近の設計を早期にテストする機会を開発企業に提供しました。今後の相互運用性ワークショップの詳細については、https://mipi.org/eventsをご覧ください。

MIPIアライアンスについて詳しく知り、そのソーシャル・ネットワークでつながるためには、ツイッターのページをフォローしていただき、リンクトインのグループやフェイスブックのページをご覧ください。MIPIアライアンスに参加するには、当組織ウェブサイトの「MIPIに参加」リンクをご利用ください。

MIPIアライアンスについて

MIPIアライアンス(MIPI)は、モバイル産業とモバイル関連産業のためのインターフェース仕様を策定しています。現在製造されているスマートフォンでは、1台に1つ以上のMIPI仕様が使用されています。2003年に設立された当組織は、世界に300社の会員企業を持ち、13グループの活発な作業グループがモバイル・エコシステムに仕様を提供しています。当組織の会員企業には、携帯電話メーカー、デバイスOEM、ソフトウエアプロバイダー、半導体企業、アプリケーションプロセッサー開発企業、IPツールプロバイダー、試験/試験装置企業に加え、カメラ、タブレット、ノートPCのメーカーが含まれます。詳細情報についてはwww.mipi.orgをご覧ください。

MIPI®とMIPI M-PHY®はMIPIアライアンスが所有する登録商標です。MIPI UniProSM はMIPIアライアンスのサービスマークです。その他すべての商標は、それぞれの所有者の財産です。

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Contacts

Interprose for MIPI Alliance
Lisa McCausland, +1 303-888-2137
Lisa.mccausland@interprosepr.com

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