ウォーターズの新製品 ACQUITY Arc Bio システムで、ルーチンのバイオセパレーションにおける分析法移管能力を向上

Waters ACQUITY Arc Bio システムは、多機能かつバイオイナートなクオータナリー液体クロマトグラフィーシステムとして開発しており、分析法を開発した LC プラットホームにとらわれずにバイオセパレーションにおいて効率的な分析法移管および改善を実現することができます。(写真:ビジネスワイヤ)

Waters ACQUITY Arc Bio システムは、多機能かつバイオイナートなクオータナリー液体クロマトグラフィーシステムとして開発しており、分析法を開発した LC プラットホームにとらわれずにバイオセパレーションにおいて効率的な分析法移管および改善を実現することができます。(写真:ビジネスワイヤ)

マサチューセッツ州ミルフォード--()--(ビジネスワイヤ) -- ウォーターズコーポレーション (NYSE:WAT) は、Waters® ACQUITY Arc™ Bio システムを発表しました。同システムは、多機能かつバイオイナートなクオータナリー液体クロマトグラフィーシステムとして開発されており、元の分析法を開発した LC プラットホームにとらわれずにバイオセパレーションにおいて効率的な分析法移管および改善を実現することができます。

ACQUITY Arc システムは、2015年の発売以来、世界中の医薬品開発ラボおよびQCラボにおいて大きな貢献を果たしてきました。ACQUITY Arc Bio システムの導入により、バイオ医薬品ラボは ACQUITY Arc™ プラットホームの性能を利用して、分析法の完全性を損なうことなく、ラボ間あるいはLCシステム間で簡単に移管可能で頑健かつ信頼性の高い分析法を開発できるようになります。

製薬マーケティング開発担当 Senior Director の Dr. Diane Diehl は次のように話します。「多くの GLP/GMP準拠ラボでは、日常的な製品出荷および複数の品質項目モニタリングのために検証されたアッセイを開発し、移管することが基本的な仕事となっており、ウォーターズはこうした仕事をACQUITY Arc Bioシステムによって簡潔にするために尽力しています。本日発表されたこのシステム、また昨日発表された BioResolve RP mAb カラムにより、ウォーターズは創薬、開発および製造パイプラインにおける分析科学者とラボマネージャーのニーズに対応し、引き続きバイオ医薬品業界に貢献していきます。」

ACQUITY Arc Bio システムは、キャリーオーバを最小にとどめ、生体分子サンプルの回収率を最大化し、逆相、イオン交換、サイズ排除および疎水性相互作用 LC分析を行うのに非常に適したシステムです。ACQUITY Arc Bioシステムの流路は、バイオイナートな材質で設計されているため、不要なタンパク質相互作用を最小限に抑え、高塩濃度条件やpHが極端な分析条件であっても、システムの堅牢性を最大限に高めることができます。また、他機と一線を画す独自の Arc Multi-flow path™ テクノロジーにより、デュエルボリュームを選択し、元の装置のデュエルボリュームをエミュレーションすることで、HPLCまたはUHPLC分析法におけるプラグ・アンド・プレイな互換性を実現します。これにより、社内外のパートナーから得た分析法をラボで再開発する時間を最小限に抑えられます。

さらに、ACQUITY Arc Bioシステムは、確立されたHPLC分析法を移管するのに加え、粒子径が2.5 ~ 2.7 μm の最新でより効率的なカラムテクノロジー性能を利用することで、クロマトグラフィーの感度、分離能およびスピードを向上します。このテクノロジーには新製品であるWaters BioResolve™ RP mAb ポリフェニルソリッドコアカラムも含まれており、インタクトまたはサブユニットのモノクローナル抗体 (mAb) および抗体薬物複合体 (ADC) の再現性の高い分析が可能です。なお、このシステムは、従来の3 ~ 5 μm HPLC カラムを使用する、過去に開発された既存の分析法もサポートします。

ACQUITY Arc Bio システムは、ウォーターズのフォトダイオードアレイ、UV/Vis、蛍光、屈折率、蒸発光散乱を利用した多くの検出器ならびに ACQUITY QDa™ 質量分析計に対応します。また、ACQUITY Arc Bioシステムは、最大4種類の溶媒をあらゆる組み合わせまたは割合で自動的に調製できる新しい Auto・Blend Plus™ テクノロジーを搭載しており、分析者はイオン交換またはサイズ排除をベースとした分析法においてpHやイオン強度をプログラムしたり、逆相グラジエント分離で有機溶媒濃度やpHをプログラムしたりすることが可能です。これにより、緩衝移動相をマニュアルで調製する作業や、ヒューマンエラーを大幅に減らすことができます。ACQUITY Arc Bio システムは Waters Empower® 3 および MassLynx® ソフトウェアでコントロールできます。

Waters ACQUITY Arc Bio システムの詳細情報は、こちらをご覧ください: www.waters.com/arcbio

ウォーターズコーポレーションについて(www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE: WAT)は、分析機器を専門とした世界をリードする会社であり、60年近くにわたりライフサイエンス、材料科学、および食品科学に役立つクロマトグラフィー、質量分析、および熱分析のイノベーションを開拓し続けています。世界中で約7,000名の従業員を擁するウォーターズは、15の製造施設を含め31カ国に支社を構え、100を超える国々で製品を販売しています。

Waters、ACQUITY、ACQUITY Arc、Arc、Arc Multi-flow path、ACQUITY QDa、Auto Blend Plus、Empower、MassLynx、BioResolve、UPLC および The Science of What's Possible は ウォーターズコーポレーションの商標または登録商標です。

Contacts

この記事に関するお問い合わせ先
日本ウォーターズ株式会社
マーケティングサービス
長谷川 千寿子
TEL :03-3471-7982
FAX :03-3471-7215

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ウォーターズコーポレーションはWaters ACQUITY Arc Bio システムを発表しました。同システムは、多機能かつバイオイナートなクオータナリー液体クロマトグラフィーシステムとして開発されており、バイオセパレーションにおいて効率的な分析法移管および改善を実現することができます。

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