シュルンベルジェ、2015年第2四半期の業績を発表

  • 売上高は90億ドル(前四半期比12%減)
  • 1株当たり利益(特別費用・利益を除く)は0.88ドル(前四半期比17%減)
  • フリーキャッシュフローは15億ドル(収益の132%)
  • 前四半期比の減分営業利益率は23%
  • 当四半期、5億2000万ドルで580万株の自社株を買い戻し

ロンドン--()--(ビジネスワイヤ)-- シュルンベルジェ・リミテッド(NYSE:SLB)は本日、2015年第2四半期の業績を発表しました。

         
(単位:100万ドル、1株当たりの金額を除く)
四半期 変化率
2015年6月30日締め 2015年3月31日締め 2014年6月30日締め 前四半期比 前年同期比
売上高 $ 9,010 $ 10,248 $ 12,054 -12 % -25 %
税引き前営業利益 1,708 1,993 2,621 -14 % -35 %
継続事業によるシュルンベルジェ利益(特別費用・利益を除く)* 1,124 1,358 1,800 -17 % -38 %
継続事業による希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)* $ 0.88 $ 1.06 $ 1.37 -17 % -36 %
税引き前営業利益率 19.0 % 19.4 % 21.7 % -49 bps -278 bps
 
北米部門の売上高 $ 2,361 $ 3,222 $ 3,888 -27 % -39 %
北米部門の税引き前営業利益 242 416 700 -42 % -65 %
北米部門の税引き前営業利益率 10.2 % 12.9 % 18.0 % -268 bps -777 bps
 
海外部門の売上高 $ 6,525 $ 6,889 $ 8,087 -5 % -19 %
海外部門の税引き前営業利益 1,595 1,661 1,942 -4 % -18 %
海外部門の税引き前営業利益率 24.5 % 24.1 % 24.0 % +35 bps +44 bps
 
*特別費用・利益を含むシュルンベルジェの継続事業による利益は、2015年第1四半期は9億7500万ドル、2014年第2四半期は18億ドルでした。特別費用・利益を含むシュルンベルジェの継続事業による希薄化後1株当たり利益は、2015年第1四半期は0.76ドル、2014年第2四半期は1.37ドルでした。2015年第2四半期および2014年上半期には特別費用・利益は計上されていません。詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。
 

シュルンベルジェのポール・ギブスガード会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「シュルンベルジェの第2四半期の売上高は前四半期から12%減少しました。その要因は、北米でリグ数がさらに40%減少して陸上での活動が著しく減少したことと、北米ならびに海外部門の双方で値崩れが続いたことです。北米部門の売上高は前四半期から27%減少し、海外部門では、顧客企業の予算削減と価格譲歩が当四半期を通して業績に影響を及ぼし、売上高は5%減少しました。」

「市場状況はさらに厳しいものになりましたが、全体として税引き前営業利益率は前回の不況時をはるかに上回るレベルに維持することができました。これは、当社が継続してコストと資源を積極的に管理し、商業環境に慎重に対処し、変革プログラムをさらに推し進めたためです。当社の努力が実を結び、北米での税引き前営業利益率は10.2%、海外部門では24.5%を達成し、利益の132%に相当する15億ドルのフリーキャッシュフローを生み出しました。」

「2015年上半期、売上高は、北米では前年同期比で26%、海外部門では14%減少しました。この減少は2009年の不況時より厳しいものになりましたが、上半期の減分利益率は北米で37%、海外部門で18%でした。2009年の同期には減分利益率は両部門で70%を超えていましたが、これに比べるとこの業績は著しい改善となりました。」

「事業セグメント別では、生産グループの売上高は前四半期から18%減少しました。これは北米陸上事業で活動と圧力ポンピング・サービスの価格が前例を見ないほどに低下したためです。掘削グループと油層定義グループの売上高はそれぞれ11%および5%減少しました。これは、開発掘削活動が減少し、探査関連のサービスが低迷したためです。」

「今年度も下半期に入りましたが、当社の見通しは今も限定的です。石油供給については、北米での生産が横ばいになる最初の兆候が現れていますが、OPECによる供給は再び増加しています。北米以外、OPEC以外の生産は、今年上半期はブラジルとメキシコでの減少により低迷し、投資水準の低下が本格化し始めていることから、さらに軟化することが予想されます。最新の供給データと世界的な石油需要の好調な見通しから、イランからの供給が追加されても世界的な需給バランスは逼迫しそうです。」

「北米での探鉱・開発(E&P)投資は、陸上活動の低迷と価格圧力の高まりにより2015年には35%以上減少すると予想しています。北米のリグ数は現在底入れしただろうと考えており、今年の下半期には陸上掘削活動と坑井仕上げ活動はゆっくりと増加すると考えています。」

「海外市場では、E&P支出は15%以上減少すると予想しています。現在の2015年度予算が上方修正されるとは予想していませんが、探査活動の低迷、開発関連支出の緊縮、継続的な価格圧力といった上半期の動向は継続すると予想しています。」

「このような厳しい市場において、当社は自社が管理できることに重点を置いています。これにはコストおよび資源ベース、技術およ専門知識の効果的な採用、お客さまに提供する製品およびサービスの品質と完全性が含まれます。このアプローチの成功は、売上高が減少したにもかかわらず海外部門の利益率が好調なことや、北米での業績を最大化する当社の能力に現れています。」

「当社は、現在の低迷期を他社や以前の不況時よりもうまく切り抜け続ける当社の能力に自信を持っています。当社の世界的強み、技術の差異化、企業変革の推進により、売上高の市場シェアを増やし、競合他社より1株当たり利益の減少を抑え、運転資金と資本集約度を抑えつつ、高い水準のフリーキャッシュフローを生み出す大きな基盤が生まれます。」

その他の出来事

当四半期、シュルンベルジェは当社普通株式580万株を1株当たり平均90.01ドル、総額5億2000万ドルで買い戻しました。

北米部門

北米部門の第2四半期の売上高は24億ドルで、前四半期から27%減少しました。米国とカナダ西部では、陸上リグ数が40%減少したことに加え、さらにカナダでの春季の解氷が早く始まったために、圧力ポンピング活動が低迷し、価格圧力が継続して売上高が減少しました。米国メキシコ湾では、深海リグ数が減少し、活動が探査から開発および仕上げに移行したことから売上高が減少しました。

北米部門の税引き前営業利益率は、前四半期から2.68ポイント低下して10.2%となりました。その要因は、陸上事業での圧力ポンピング活動の減少と価格の低迷です。沖合事業では、利益率の高い深海探査から開発・仕上げへと活動が移行したことから売上高の構成が不利になり、営業利益率は低下しました。北米では売上高が大幅に減少しましたが、集中的な執行と機敏なコスト管理対策により、前四半期からの減分利益率を20%に抑えることができました。

陸上事業では、一部の盆地で価格が持続不可能なレベルにまで低下し、圧力ポンピング機器が待機状態となり、人員を部署替えさせることになりました。他の盆地では、市場シェアと新しい技術の機会を求めて、水圧破砕機器の配備を維持しました。

2015年上半期、北米の売上高は前年同期から26%減少しました。これは2009年の不況時における同期の24%の減少より厳しいものになりました。しかしながら、減分利益率は37%で、前回の不況時における同期の72%に比べると著しい改善となりました。2015年上半期の税引き前営業利益率は前年同期から6.48ポイント低下しましたが、これは2009年上半期の14.87ポイントの低下の半分未満です。このような高い業績を達成できたのは、コストおよび資源の機敏な管理、変革プログラムの効果の高まり、新しい技術の好調な売上、サプライチェーンの効率的な管理によるものです。

第2四半期、シュルンベルジェの新しい技術により北米での生産および操業効率が向上しました。

ニューメキシコ州南東部では、坑井サービスがエンデバー・エナジー・リソーシズ向けに非在来型油層仕上げサービスのBroadBand* ファミリーから低粘度複合流体を採用し、プラグと穿孔仕上げでパーミアン盆地の新しい坑井を刺激しました。スリックウォーターと同様のプロッパント量で仕上げた近くの6つのオフセット井に比べ、新しい坑井では120日後の石油総生産量はすべてのオフセット井を33%も上回りました。

テキサス州南部では、坑井サービスがエンカナ向けにBroadBand Sequence* 破砕サービスを採用し、イーグルフォードおよびヘインズビルのシェールプレイの古い坑井で生産を促進し、回収量を増やしました。例えば、イーグルフォード・シェール井では、再破砕作業により石油生産量は50 bbl/d から650 bbl/dに増え、産出圧は250 psiから5,000 psiに高まりました。また、ヘインズヴィル・シェールガス井では、生産量は100 Mscf/d から5,000 Mscf/dに増え、産出圧は1,500 psiから6,000 psiに高まりました。

ノースダコタ州では、掘削・計測サービスがWPXエナジー向けにPowerDrive Orbit* 回転操行性システム技術を採用し、ミドルバッケン地層の3つの大偏距の水平坑井区間を掘削しました。独自のパッド作動設計とプッシュ・ザ・ビット技術により、PowerDrive Orbit システムは、従来の掘削アセンブリでは難しかった軌道制御の問題を克服し、質の高い枝坑を区間内に効率的に掘削することができました。同様の作業は14,717フィートの大偏距枝坑でも行われ、これは、この地域では回転操行性技術で掘削した水平区間で最長のものになりました。

テキサス南部では、M-I SWACOがスタトイル向けにSCREEN PULSE* 流体・カッティングス分離技術を採用し、イーグルフォード・シェール井の高掘進率の掘削環境で、最適な坑井掘削条件を維持し、処分コストと逸泥を最小限に抑えることができました。以前は、大量のカッティングスがかなりの量の合成油系泥水をシェーカースクリーン表面に搬送し、回収能力が抑えられていました。SCREEN PULSE技術により、顧客企業は掘削した最初の2つの坑井で、フィート当たりSBMコストを30%、処分コストを13%削減し、正味6万8000ドルを節約することができました。

カリフォルニア州では、ワイヤーラインがカーン川油田で大手石油・ガス会社向けにRSTPro* 飽和率検層技術を採用しました。RSTProサービスでは全波長域分析を行い、塩度独立型炭素/酸素比率を含む元素濃度を測定しました。この技術をシュルンベルジェのペトロテクニカル・サービシズの解釈ソリューションを組み合わせることで、重質油の飽和率を定義することができ、このブラウンフィールド・プロジェクトを再生させました。カーン川の油層モニタリング・プロジェクトは、今年で20年間の飽和率調査を完了し、累積油田生産量は現在20億バレルを超えています。

米国メキシコ湾では、シェブロンがワイヤーラインのMDT* モジュラー型動的地層テスターと、Quicksilver Probe* 技術およびInSitu Fluid Analyzer* システムを採用し、深海グアダルーペおよびアンカー発見油田で貯留層計測を行いました。シュルンベルジェの技術を組み合わせたことで、汚染度の低いサンプルを取得し、リアルタイムにダウンホールの流体分析を行い、その分析結果から貯留層の連結を判断し、シーリングの特性と流体注入行動の理解が深まりました。シュルンベルジェのダウンホール流体分析技術を用いたことで、油層定義におけるリアルタイムの意思決定の価値が確認されました。

大西洋岸カナダでは、シュルンベルジェ統合プロジェクト管理(IPM)が、ニューファンドランド沖合の難しい深海環境でスタトイル向けに掘削した最初の坑井の建設と評価を完了しました。フレミッシュパスの探査・評価プロジェクトの全サービスを対象とした4年間の統合契約の枠組内で作業は完了しました。天候に関連する問題はあったものの、統合的なサービス提供の効率により、このプロジェクトは顧客企業の社内目標を達成することができました。ワイヤーラインのQuanta Geo* フォトリアリスティック油層地質学サービスなどの新しいシュルンベルジェの技術により地中のリスクを抑え、複雑な地層を定義することができました。また、掘削・計測サービスのPowerDrive* 回転操行性技術、スミス・ビッツの Stinger* 円錐形ダイヤモンドエレメント、ジオサービシズのFLAIR* 流体検層・分析技術により、掘削効率が向上したことで作業が促進されたため、坑井の完全性が保証され、坑井配置を最適に行うことができました。シュルンベルジェの技術と統合アプローチにより、スタトイルは、坑井のいくつかの区間を世界最高レベルの掘削作業と評価しました。

海外部門

海外部門では、顧客企業の予算削減や継続的な価格譲歩により、売上高は前四半期から5%減少し65億ドルとなりました。

中東・アジア地域では、売上高は前四半期から5%減少して26億ドルでした。その主な要因は、顧客企業の探査予算の削減によりアジア太平洋とオーストラリアでの活動が低下したためです。インドではプロジェクトの遅延により活動が低下し、イラクと中国での活動は低調なままでした。中東地域市場は、特にサウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートで活動が活発になったことから引き続き堅調でしたが、この地域では、全四半期を通して価格譲歩が業績に影響を及ぼし、売上高は若干減少しました。

欧州/CIS/アフリカ地域では、売上高は前四半期から5%減の24億ドルとなりました。その主な要因は、サハラ以南アフリカで探査活動が減少し、沖合のリグが解体されたことです。アンゴラでの顧客企業の予算圧力とナイジェリアでの遅延も業績に影響を及ぼしています。ロシアでは、在来型陸上活動が季節的に増加して回復し、ロシア・ルーブルもいくぶん回復しました。北海では、リグ数の減少、価格圧力、探査から開発への活動の移行により売上高は減少しました。北アフリカでは活動は若干活発化しましたが、リビアでの治安状況が変わらないため、作業は引き続き制限されました。

中南米地域では、継続的な顧客企業の予算削減により、メキシコ、ブラジル、コルンビアでの活動が低下し、売上高は7%減少して15億ドルとなりました。この売上高の減少は、ベネズエラ、トリニダード・トバゴ地域市場で探査活動が活発になり、活動が増えたことで部分的に相殺されました。アルゼンチンおよびエクアドルでは活動は引き続き回復の兆しを見せています。

前四半期比で、海外部門の税引き前営業利益率は0.35ポイント上昇して24.5%となりました。中東・アジア地域の税引き前営業利益率は0.08ポイントと若干上昇して28.7%となり、中南米では0.81ポイント上昇して22.3%、欧州/CIS/アフリカでは0.29ポイント上昇して21.3%となりました。売上高は前四半期から減少し、売上高構成はさらに不利な状況になりましたが、営業利益率は増大し、前四半期からの利益率減少は18%に抑えられました。

2015年上半期、海外部門での売上高は前年同期から14%減少しました。これは2009年の不況時における同期の5%の減少より厳しいものになりました。このような状況ではあるものの、減分利益率は18%で、これは前回の不況時における同期に記録した73%に比べると著しい改善となりました。2015年上半期の税引き前営業利益率は、2009年同期の2.69ポイント低下に比べ、0.85ポイントの上昇となりました。このような高い業績を達成できたのは、コストおよび資源の積極的な管理、新しい技術の好調な売上、および労働力生産性、資産活用、単位当たりのサポートコストの削減に重点を置いた変革プログラムの加速化によるものです。

当四半期、海外部門では多くの契約を結ぶとともに、統合関連の出来事がありました。

サウジアラムコは、サウジアラビアの非在来型ガス・プロジェクトでシュルンベルジェと坑井刺激・試験技術を含む2年間の複数サービス契約を結びました。このプロジェクトには、坑井刺激作業を最適化するため同国で試験中の新しい非在来型油層技術が含まれています。

湾岸協力理事会(GCC)加盟国では、シュルンベルジェは3件の契約を延長し、新たに1件の契約を結びました。総額は概算で6億ドルになります。掘削・計測サービスおよびワイヤーライン・サービスの5年間の契約延長には、PowerDrive Archer* 高角度変化回転操行性システム、MicroScope* 掘削同時比抵抗検層および画像化サービス、Litho Scanner* 高解像度分光検層などの技術の採用が含まれます。3件目の契約延長は、REDA* Hotline高温電動海中ポンプシステムを含む人工採油サービスとの契約で、3年半延長されます。新規契約は同じく5年契約で、抗井サービスのセメンチング技術の契約です。

シュルンベルジェは、メキシコの海洋地域の重質油田開発で統合坑井建設サービスの提供で約3億9500万ドルの実績ベースの4年契約を結びました。この契約に基づき、シュルンベルジェはすべての掘削および仕上げサービスを提供します。これにはプロジェクト管理、傾斜掘り、掘削同時計測、掘削同時検層、泥水検層、ワイヤーライン、掘削流体、ドリルビット、採揚作業、セメンチング、コイルドチュービング、下部層仕上げ、坑井試験サービスが含まれます。最初の坑井の掘削は2015年8月に開始する予定です。

イラクでは、ENIがシュルンベルジェと3年間の統合坑井建設契約を結びました。これは30の坑井の掘削を対象とし、陸上掘削リグ、傾斜掘り、掘削同時計測、掘削同時検層、ドリルビット、採揚作業、セメンチング、掘削流体、泥水検層、坑井クリーンアウト、ワイヤーライン・サービスが含まれます。シュルンベルジェは過去に同じような統合契約モデルでENI向けに坑井を建設し、今回の契約は、この油田で実施中の開発を継続する形となります。

ノルウェーでは、スタトイル・ペトロリアムがM-I SWACOと、同社のすべての沖合および陸上ノルウェー精製操業をサポートするためグリコールを供給する約1億3500万ドルの契約を締結しました。この4年半の契約には2回の3年延長オプションが含まれています。

アゼルバイジャンでは、BPが、ウェスタンジーコとSOCARの合弁事業であるカスピアン・ジオフィジカルと、カスピ海の海洋地震探査(2D、3D、4Dデータ取得を含む)の契約を結びました。この調査はデータ取得に約6カ月を要し、 Q-Marine* ポイントレシーバー地震探査技術を用いて実施します。カスピ海でこの高性能の地震探査データ取得システムが採用されたのは今回が初めてです。プロジェクトはウェスタンジーコとカスピアン・ジオフィジカルが密接に協力して実施します。

油層定義グループ

  (単位:100万ドル、利益率は除く)
四半期     変化率
2015年6月30日締め     2015年3月31日締め     2014年6月30日締め 前四半期比     前年同期比
売上高 $ 2,425 $ 2,552 $ 3,231 -5 % -25 %
税引き前営業利益 642 655 933 -2 % -31 %
税引き前営業利益率 26.5 % 25.6 % 28.9 % 84 bps -239 bps
減分営業利益率 10 % 36 %

油層定義グループの売上高は24億ドルで、前四半期から5%減少しました。その主な要因は、探査支出の削減が続いたことで、これにより、欧州/CISおよびアフリカ、米国メキシコ湾およびオーストラリアでワイヤーラインおよび坑井試験サービスの活動に影響が及びました。この売上高減少は、ソフトウエア・ライセンスの売上増加と、北アフリカおよびアラブ首長国連邦で陸上地震探査活動が活発になりウェスタンジーコの売上高が若干増加したことで、部分的に相殺されました。

税引き前営業利益率は前四半期から0.84ポイント上昇して26.5%となりました。不利な売上高構成が、利益率の高いソフトウエア・ライセンスの売上増加によって相殺されたことで、減分を10%に抑えることができました。

当四半期、契約締結のほか、新しい油層定義技術により、複雑な油層を定義し、坑井生産および油層回収を最適化し、操業効率を高めることができました。

オーストラリアでは、ワイヤーラインがオリジン・エナジー向けにUltraTRAC*全地形型ワイヤーライン・トラクター技術を採用し、ビクトリア州沖合のオトウェイ盆地で貯留層サンプルを収集し圧力測定を行いました。UltraTRAC技術により、難しい掘削孔条件で、高角度の大偏距井にわたって大型積載物を搬送しました。Saturn* 3D ラジアルプローブ技術を組み合わせ、厳しい環境でサンプリングが可能になりました。オーストラリアの大偏距井掘削でこの2つの技術を採用したのはこれが初めてです。ワイヤーラインの技術の効率的な組み合わせにより、顧客企業は、従来のパイプ搬送による検層法に比べ、リグ時間を約5日短縮することができました。

オランダ沖合では、ワイヤーラインがヴィンタースハル・ノルドゼー向けにStreamLINE* ポリマー封入ワイヤーライン・モノケーブルを用いて、北海の深い高圧・高温の偏距坑井で穿孔ガンを搬送させました。StreamLINEケーブルの摩擦係数は同等の標準編組ラインの半分であるため、ケーブルの張力を抑え、2回ではなく1回の作業で穿孔作業を完了することができました。これはこの操業を成功させるために非常に重要でした。このソリューションにより、顧客企業は操業時間を12時間短縮して推定17万5000ドルを節約しました。

メキシコ沖合では、ワイヤーラインがPEMEX向けにSaturn 3D ラジアルプローブおよびXL-Rock* 大容量回転側壁コアリング技術を採用し、中期中新世地層の深海坑井で流体と岩石サンプルを取得しました。また、Rt Scanner* 3軸誘導ツールによる計測と、OBMI* 油系マイクロイメジャー技術による画像を組み合わせ、新たな産油層があることを発見しました。この情報に基づき、顧客企業は新しい探査戦略を策定することができました。

オマーンでは、オマーン石油開発会社(PDO)がワイヤーラインの技術を採用し、難しい油系泥水(OBM)環境でシュアイバの不均一な炭酸塩貯留層を定義しました。オマーンで初めてQuanta Geo フォトリアリスティック油層地質学技術を採用し、OBMの難題を克服し、高性能パッカーと高圧ポンプを搭載したMDTモジュラー型動的テスターツールによる微小破砕を確認しました。これにより、PDOは詳細な地質学的・地球物理学的特性を取得し、油田開発計画を更新するとともに坑井仕上げ計画を最適化しました。

ベネズエラでは、PDVSAがワイヤーラインのスルー・ザ・ビット検層技術を採用し、ファジャ・デル・オリノコのアヤクーチョ油田の大きく傾斜した坑井で、標準石油物理学的データ一式を取得しました。この油田で以前に入手できたのは、ガンマ線と比抵抗の情報だけでした。ThruBit 検層技術は、従来の搬送方法に比べ、複雑な坑井を短時間で確実に検層できるため、地層の評価、油田のモデリング、水平坑井の計画策定を正確に行うことができます。

同じくベネズエラでは、ワイヤーラインが、PDVSAとシェブロンの合弁事業であるペトロインデペンデシア向けにIsolation Scanner* セメント評価技術を採用し、セロ・ネグロ油田でケーシング中央集中化設計を改善し、セメンチング作業を最適化しました。Isolation Scannerの2つの独立した超音波測定と、TuffTRAC* ケースドホール・サービストラクターによる効率的な産油層トラクタリング能力を組み合わせることで、これらの坑井の地層分離を積極的に確認することができました。

イラクでは、試験サービスがシェブロン向けに、Muzic* ワイヤレス遠隔測定によるSignature* クォーツゲージを採用し、陸上サルタ2油田の坑井からの下げ孔測定値を送信しました。試験した5つの区間で、Signatureゲージは厳しい条件下で下げ孔のデータを確実に収集し、InterACT* グローバル接続性・協業・情報サービスを介してこれらのデータを継続的に送信しました。顧客企業は坑井試験の目標を達成するとともに、より多くの情報に基づく意思決定プロセスによりリグ時間を短縮することができました。

アラブ首長国連邦(UAE)では、ADCOがシュルンベルジェと、在来型/非在来型貯留層の研究室コア分析サービスの契約を結びました。2年の延長オプションを含むこの3年契約には、コアのハンドリング/プロセシング、定期および石油物理学的電気計測、岩石学および地力学サービスが含まれます。シュルンベルジェは、現在UAEのジュベル・アリにある流体分析研究所に加え、アブダビに岩石分析研究所を開設し、顧客企業に統合的岩石および流体油層定義サービス一式を提供します。

掘削グループ

  (単位:100万ドル、利益率は除く)
四半期     変化率
2015年6月30日締め     2015年3月31日締め     2014年6月30日締め 前四半期比     前年同期比
売上高 $ 3,511 $ 3,963 $ 4,653 -11 % -25 %
税引き前営業利益 685 790 981 -13 % -30 %
税引き前営業利益率 19.5 % 19.9 % 21.1 % -44 bps -157 bps
減分営業利益率 23 % 26 %

掘削グループの売上高は35億ドルで、前四半期から11%減少しました。その主な要因は、北米でリグ数がさらに減少し、掘削・計測サービスおよびM-I SWACOの活動に影響が及んだことです。サハラ以南アフリカ、オーストラリア、コロンビアで掘削活動が低迷したことも売上高減少の要因です。

前四半期比で、税引き前営業利益率は0.44ポイント低下して19.5%となりました。売上高は減少したものの、機敏なコスト管理対策により、減分営業利益率は23%に抑えることができました。

新しい掘削グループの技術によって、掘削効率が上がり、坑井配置が最適化され、坑井の完全性が保証されたことで、当四半期の業績は向上しました。

カスピ海では、BPエクスプロレーション(カスピ海)が掘削グループの技術を採用し、アゼルバイジャン沖合のシャーデニス油田の坑井の8 1/2インチおよび12 1/4インチ区間を掘削しました。これは、シャーデニスにおいて単一作業で難しい8 1/2インチ区間を掘削した初めての作業となりました。この区間は、掘削・計測サービスのPowerDrive Orbit 回転操行性技術と、IDEAS* 統合ドリルビット設計プラットフォームでカスタマイズしたONYX* カッター技術によるSmith多結晶ダイヤモンド・コンパクト(PDC)を組み合わせて掘削しました。この区間では24時間で240 mという油田掘削記録を達成し、リグ時間は6日短縮されて約260万ドルを節約することができました。

ブラジル沖合では、掘削機器・補修サービスがペトロブラス向けにRhino XC* オンデマンド油圧作動リーマー技術を採用し、プレソルトのルラ油田で不安定な岩塩層の深海井の2,700フィートの傾斜区間を拡大しました。大きな穴を作れるRhino XC 技術の能力により、顧客企業はクリアランスを大きくし、高い掘進率(ROP)を維持することができました。全体として、操業は7日で完了し、ペトロブラスはアンダーリーダーを使用せずに掘削した以前のオフセット井に比べ、掘削日数を3日短縮することができました。

カナダ沖合では、ニューファンドランドのセントジョンズ北東部にあるベイ・ドゥ・ノルド油田発見で掘削グループの技術がスタトイル向けに新たな掘削記録を達成しました。シュルンベルジェのStingBlade* 円錐形ダイヤモンド・エレメント技術と、掘削・計測、Smith Bits、M-I SWACO、ジオサービシズおよび掘削機器・補修の各サービスを組み合わせることで、169.1 m/hの掘進率で深海坑井の17 1/2インチのライザレス区間を掘削し、スタトイルは以前の記録を72%も上回る新たな世界記録を達成しました。また、掘削グループの技術により、複数の硬い鉱脈地層を、これまでの平均掘進率 3 m/hに比べ、平均35m/hの掘進率で掘削し、単一作業で深海坑井の全深度まで掘削しました。

メキシコでは、掘削・計測サービスが、メキシコの国営石油会社向けに3D VSP* 垂直地震探査プロファイル技術と、seismicVISION* 掘削同時地震探査、sonicVISION* 掘削同時音響測定サービスを提供し、深海試掘井の岩塩層とその下の掘削操業を最適化しました。これにより、顧客企業は岩塩基盤を特定し、正しい深度でケーシングを配置するとともに、掘削リスクを軽減することができました。

イタリア南部では、ENIが掘削グループの技術を採用し、ヴァル・ダグリ油田で自然破砕した炭酸塩層を通る長い水平枝坑を掘削しました。掘削・計測サービスのPowerDrive X6* および PowerDrive vorteX* 回転操行性システムと、IDEAS統合ドリルビット設計プラットフォームでカスタマイズしたSmithドリルビットを組み合わせて、複雑な3D軌道および2,200 mの水平区間を効率的に掘削し、この貯留層で正確に坑井を配置しました。特に、PowerDrive vorteX 技術により、オフセット井での従来の回転操行性システムの性能と比べると、掘進率は2倍に向上しました。掘削グループの技術を用い、OSC* インタラクティブ掘削作業サポートセンターの支援を受けて、枝掘りは予定通りに行われ、顧客企業はリグ時間を20日短縮して約140万ドルを節約することができました。

コロンビアでは、EQUION ENERGIA がSmithドリルビット技術によりリャノス盆地のミラドール地層で掘削作業を向上させました。ONYX 360* 回転PDC カッターは360°回転するためにビットの耐久性が増し、ダイヤモンド・エッジ全体で地層を掘削し、作業距離は57%も長くなりました。顧客企業は、掘削コストが削減され、ビットの稼働が少なくなったことで、リグ時間を5日半短縮して約89万6000ドルを節約することができました。

カザフスタンでは、海隆石油技術服務有限公司が、シュルンベルジェのStinger円錐形ダイヤモンド・ビット技術と高トルク容積式モーターを組み合わせ、Pridorozhnoyeガス田の陸上坑井の8 1/2インチ区間の掘削作業を向上させました。優れた衝撃強度と円錐形状による摩耗耐性を組み合わせたStringerエレメント技術により、チャートを含む難しい石灰岩層を、同じガス田のオフセット坑井に比べ55%高い掘進率で長くかつ速く掘削することができました。これにより、顧客企業は生産までの時間を短縮し、リグ時間を27日短縮して約48万6000ドルを節約することでさらに多くの坑井を掘削することができました。

生産グループ

  (単位:100万ドル、利益率は除く)
四半期     変化率
2015年6月30日締め     2015年3月31日締め     2014年6月30日締め 前四半期比     前年同期比
売上高 $ 3,103 $ 3,767 $ 4,208 -18 % -26 %
税引き前営業利益 397 549 710 -28 % -44 %
税引き前営業利益率 12.8 % 14.6 % 16.9 % -179 bps -406 bps
減分営業利益率 23 % 28 %

生産グループの売上高は31億ドルで、前四半期から18%減少しました。この減少分の80%以上は北米の陸上事業によるものです。北米の陸上リグ数がさらに減少する中、圧力ポンピング活動は引き続き低迷し、価格圧力が高まりました。

税引き前営業利益率は12.8%で、前四半期から1.79ポイント低下しました。これは、当四半期、活動の低迷と価格圧力の強まりが継続したためです。一部の盆地では価格は持続不可能なレベルにまで低下したため、圧力ポンピング機器は待機状態となり人員を部署替えさせることになりました。他の盆地では、水圧破砕機器の配備は維持されました。売上高は大幅に減少したものの、機敏なコスト管理対策と活動での資源を調整することで、減分営業利益率は23%に抑えることができました。

生産グループの新しい技術により、生産が加速され、回収が強化され、操業効率が高まったことから、顧客企業は技術的な課題を克服することができました。

サウジアラビアでは、シュルンベルジェの坑井仕上げサービスがサウジ・アラムコとの共同投資と製品開発を行った後、世界初のManara* 生産・貯留層管理システムを採用しました。このシステムにより、坑井の枝坑内のコンパートメントごとに感知と制御が可能になります。Manaraシステムは、可変電動チョークと統合ダウンホールセンサーを用いて流量を制御するため、ユーザーは直接コンパートメントごとに生産またはドローダウンを割り当てることができます。特許取得済みの誘導型カプラー技術により、主坑井から枝坑にアンビリカルを分岐させることができ、信頼できる動力および通信基盤が確立されます。Avocet* 生産操業ソフトウエア・プラットフォームのワークフローにより、リアルタイムの可視化が可能になり、ユーザーはデータのやり取りを向上させ、応答時間を短縮することで貯留層モニタリングを最適化されます。この画期的な坑井仕上げプラットフォームにより、貯留層モニタリングの機能は坑井から枝坑に、さらにコンパートメントに移行し、貯留層回収を大幅に向上できる可能性が生まれます。

シュルンベルジェの技術統合グループ(TIG)は、Petrel E&P ソフトウエア・プラットフォームに基づいたMangrove*貯留層重視型刺激設計を2012年に初めて導入してから、19カ国の100社を超える顧客企業向けに1000カ所以上の坑井を設計しました。また、4つの大陸の20社以上の顧客企業が、2014年に発売を開始して以来、Mangroveソフトウエアのライセンスを取得することでこのシュルンベルジェ独自のエンド・ツー・エンドのワークフローを非在来型プレイで採用しています。

ベネズエラでは、シュルンベルジェの坑井仕上げサービスが、ペトロインデペンデンシア向けにCOLOSSUS UNC* アンセメンテッド・ライナーハンガー・システムを採用し、セロ・ネグロ油田のシェール積層を含む未固結砂岩貯留層の大偏距重油坑井で迅速にライナーを設置しました。セメンチングされていない枝坑はドッグレグが非常に激しいため、成功させるためにはライナーの可動性は最も重要な要素でした。また、重油生産を可能にするために蒸気注入が必要だったことから、仕上げ設備は極度の温度条件に耐えられなければなりませんでした。COLOSSUS UNC 技術によって技術的な問題を克服し、ライナー設置時間を坑井当たり10日から1日と1/4日に短縮して59万ドルを節約し、顧客企業は25カ所の坑井で生産目標を達成することができました。

デンマーク沖合では、シュルンベルジェはマークス・オイルに統合坑井介入ソリューションを提供し、成熟したスベント油田を廃坑にする前に、出水をより適切に把握し、炭化水素の回収を最大化しました。採用された技術には、ACTive PS* ライブCT 生産検層、RST Pro貯留層飽和、FloScan* Imager サービスが含まれます。最初の坑井試験で、この操業で取得した情報により、坑井の最適化が実現され、出水を3分の1に抑えることができました。

メキシコでは、坑井介入サービスが、PEMEX向けにACTive OptiFIRE* コイルドチュービング・リアルタイム選択的穿孔・作動システムを採用し、南部の坑井で生産量を高めました。これまで、目標区間の再穿孔は、従来のワイヤーライン介入法では坑井の暴噴作業や生産の遅延なしでは難しい作業でした。Active OptiFIRE 技術により、穿孔ガンを正確に配置することができ、単一の作業でダウンホールの爆轟を確認できました。これにより介入作業の安全性が高まり、穿孔時間は75%短縮され、追加の介入機器を用いることなく、坑井をクリーンにし効率的にキックオフすることができました。

坑井介入サービスはまた、メキシコ沖合でACTive* ファミリーのライブ・ダウンホール・コイルドチュービング・サービスを提供し、偏距した坑井で生産チュービングを延長し、ガスと石油の接触面から離すことでチュービングの生産寿命を伸ばしました。この作業で、ACTive 技術はリアルタイムのダウンホール計測を行って解析し、処理を最適化するとともに、坑内で1回の移動で介入作業を行いました。この介入作業は非常に複雑なため、技術、操業、物流の面で細部に気を配った評価が必要でした。この完全統合作業はリグレス・プラットフォームで15日で完了し、補修リグを用いる大規模な介入作業に関連する時間とコストを削減することができました。

 
財務諸表
   
要約連結損益計算書
(単位:100万ドル、1株当たりの金額を除く)
 
第2四半期 上半期
6月30日締め   2015   2014   2015   2014
 
売上高 $ 9,010 $ 12,054 $ 19,258 $ 23,294
利息およびその他の収入 47 64 96 141
経費
売上原価 7,136 9,269 15,231 18,017
研究・エンジニアリング 279 309 546 593
一般管理費 120 123 239 228
事業再編その他 (1) - - 439 -
利息     86     90       169     193  
税引き前利益 $ 1,436 $ 2,327 $ 2,730 $ 4,404
所得税 (1)     302     506       608     975  
継続事業による利益 1,134 1,821 2,122 3,429
非継続事業による損失     -     (205 )     -     (205 )
純利益 1,134 1,616 2,122 3,224
非支配持分に帰属する純利益     10     21       23     37  
シュルンベルジェに帰属する純利益   $ 1,124   $ 1,595     $ 2,099   $ 3,187  
 
以下に係わるシュルンベルジェの利益:
継続事業による利益(1) $ 1,124 $ 1,800 $ 2,099 $ 3,392
非継続事業による損失     -     (205 )     -     (205 )
純利益   $ 1,124   $ 1,595     $ 2,099   $ 3,187  
 
シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益
継続事業による利益(1) $ 0.88 $ 1.37 $ 1.64 $ 2.58
非継続事業による損失     -     (0.16 )     -     (0.16 )
純利益   $ 0.88   $ 1.21     $ 1.64   $ 2.42  
 
平均流通株式数 1,269 1,300 1,273 1,303
希薄化後平均流通株式数     1,280     1,315       1,282     1,316  
 
経費に含まれる減価償却費(2)   $ 1,047   $ 996     $ 2,089   $ 1,997  
(1)   詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。
(2) 有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。
   
要約連結賃借対照表
 
(単位:100万ドル)
 
6月30日締め 12月31日締め
資産の部   2015     2014
流動資産
現金および短期投資 $ 7,274 $ 7,501
売掛金 9,569 11,171
その他の流動資産     6,018       6,022
22,861 24,694
債券投資(満期保有) 469 442
固定資産 14,848 15,396
マルチクライアント地震探査データ 913 793
のれん 15,525 15,487
その他の無形資産 4,525 4,654
その他の資産     5,612       5,438
    $ 64,753     $ 66,904
 
負債および株主資本の部          
流動負債
買掛金・未払負債 $ 7,479 $ 9,246
概算所得税債務 1,424 1,647
短期借入金・長期債務の1年以内返済分 4,231 2,765
未払配当金     640       518
13,774 14,176
長期債務 9,110 10,565
退職後給付 1,348 1,501
繰延税金 1,333 1,296
その他の負債     1,003       1,317
26,568 28,855
株主資本     38,185       38,049
    $ 64,753     $ 66,904
 

純負債

「純負債」は、負債総額から現金、短期投資、債券投資(満期保有)を控除した額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。

純負債の増減の詳細を以下に示します。

 
(単位:100万ドル)
           
6月30日締め        
上半期
2015
   
第2四半期
2015
   
上半期
2014
 
継続事業による利益(非支配持分控除前) $ 2,122 $ 1,134 $ 3,429
事業再編およびその他の費用(税引き後)   383     -     -  
継続事業による利益(非支配持分控除前)(特別費用・利益を除く) 2,505 1,134 3,429
減価償却費(1) 2,089 1,047 1,997
年金およびその他の退職後給付費用 217 103 190
株式報酬費用 167 87 162
年金およびその他の退職後給付資金 (214 ) (94 ) (127 )
運転資金の増加 (2) (837 ) (67 ) (1,090 )
その他   157     104     (342 )
営業活動によるキャッシュフロー   4,084     2,314     4,219  
 
設備投資 (1,193 ) (587 ) (1,786 )
SPM投資 (222 ) (113 ) (377 )
資本計上されたマルチクライアント地震探査データ   (221 )   (120 )   (154 )
フリーキャッシュフロー(3)   2,448     1,494     1,902  
 
自社株買い戻しプログラム (1,239 ) (520 ) (2,074 )
支払配当金 (1,151 ) (639 ) (932 )
従業員持株制度による受取金   256     74     492  
  314     409     (612 )
 
事業買収・投資(取得した現金と負債を控除) (206 ) (127 ) (964 )
非継続事業-米国司法省との合意 (233 ) (233 ) -
その他   (86 )   (160 )   (47 )
純負債の増加 (211 ) (111 ) (1,623 )
純負債(期首)   (5,387 )   (5,487 )   (4,443 )
純負債 $ (5,598 ) $ (5,598 ) $ (6,066 )
 
純負債の内訳   6月30日締め
2015
    3月31日締め
2015
    12月31日締め
2014
    6月30日締め
2014
現金および短期投資 $ 7,274 $ 6,803 $ 7,501 $ 6,699
債券投資(満期保有) 469 436 442 480
短期借入金・長期債務の1年以内返済分 (4,231 ) (3,828 ) (2,765 ) (1,505 )
長期債務   (9,110 )   (8,898 )   (10,565 )   (11,740 )
$ (5,598 ) $ (5,487 ) $ (5,387 ) $ (6,066 )
 
(1) 有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、SPM投資を含みます。
 
(2) 2015年6月30日締め上半期に約4億5500万ドル、2015年第2四半期に約2億1000万ドルの離職手当が含まれます。
 
3) 「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、SPM投資、資本計上されたマルチクライアント地震探査データを控除した金額です。これは、負債を削減し、買収や自社株買い戻しと配当による株主への現金還元などの株主価値を高める機会を捉えるために利用できる資金を表しているため、重要な指標であると経営陣は考えています。

特別費用・利益

本第2四半期プレスリリースでは、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績(SECの規則Gに基づく)を提示しています。これらの非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。

 
(単位:100万ドル、1株当たりの金額を除く)
         
2015年第1四半期
税引き前     税金     非支配
持分
    純額     希薄化後
EPS
シュルンベルジェの継続事業による利益(特別費用・利益を除く) $ 1,733 $ 362 $ 13 $ 1,358 $ 1.06
人員削減: (390 ) (56 ) - (334 ) (0.26 )
ベネズエラでの通貨切り下げによる損失   (49 )       -         -       (49 )       (0.04 )
シュルンベルジェの継続事業による報告利益 $ 1,294       $ 306       $ 13     $ 975       $ 0.76  
 
2015年上半期
税引き前     税金     非支配
持分
    純額     希薄化後
EPS
シュルンベルジェの継続事業による利益(特別費用・利益を除く) $ 3,169 $ 664 $ 23 $ 2,482 $ 1.94
人員削減: (390 ) (56 ) - (334 ) (0.26 )
ベネズエラでの通貨切り下げによる損失   (49 )       -         -       (49 )       (0.04 )
シュルンベルジェの継続事業による報告利益 $ 2,730       $ 608       $ 23     $ 2,099       $ 1.64  
 
2015年第2四半期および2014年上半期には特別費用・利益は計上されていません。
 
これらの費用の詳細については「補足情報」の項をご覧ください。
 
           
製品グループ
(単位:100万ドル)
四半期
2015年6月30日締め 2015年3月31日締め 2014年6月30日締め
売上高 税引き前利益   売上高 税引き前利益   売上高 税引き前利益
油層定義 $ 2,425 $ 642 $ 2,552 $ 655 $ 3,231 $ 933
掘削 3,511 685 3,963 790 4,653 981
生産 3,103 397 3,767 549 4,208 710
消去など (29 )   (16 ) (34 )   (1 ) (38 )   (3 )
税引き前営業利益 1,708 1,993 2,621
全社など - (199 ) - (192 ) - (216 )
受取利息(1) - 6 - 8 - 8
支払利息(1) - (79 ) - (76 ) - (86 )
特別費用・利益   -     -     -     (439 )   -     -  
$ 9,010   $ 1,436   $ 10,248   $ 1,294   $ 12,054   $ 2,327  
 
 
地域別
(単位:100万ドル)
四半期
2015年6月30日締め 2015年3月31日締め 2014年6月30日締め
売上高 税引き前利益   売上高 税引き前利益   売上高 税引き前利益
北米 $ 2,361 $ 242 $ 3,222 $ 416 $ 3,888 $ 700
中南米 1,537 343 1,648 354 1,852 393
欧州/CIS/アフリカ 2,413 513 2,538 532 3,268 723
中東・アジア 2,575 740 2,703 774 2,966 826
消去など 124   (130 ) 137   (83 ) 80   (21 )
税引き前営業利益 1,708 1,993 2,621
全社など - (199 ) - (192 ) - (216 )
受取利息(1) - 6 - 8 - 8
支払利息(1) - (79 ) - (76 ) - (86 )
特別費用・利益   -     -     -     (439 )   -     -  
$ 9,010   $ 1,436   $ 10,248   $ 1,294   $ 12,054   $ 2,327  
(1)   製品グループおよび地域別業績に含まれる利息を除きます。
 
製品グループ
(単位:100万ドル)
上半期
2015年6月30日締め     2014年6月30日締め
売上高     税引き前利益   売上高   税引き前利益
油層定義 $ 4,977 $ 1,297 $ 6,214 $ 1,726
掘削 7,474 1,475 8,984 1,862
生産 6,870 946 8,193 1,433
消去など (63 )   (17 ) (97 )   (32 )
税引き前営業利益 3,701 4,989
全社など - (390 ) - (417 )
受取利息(1) - 14 - 15
支払利息(1) - (156 ) - (183 )
特別費用・利益   -     (439 )   -     -  
$ 19,258   $ 2,730   $ 23,294   $ 4,404  
 
 
地域別
(単位:100万ドル)
上半期
2015年6月30日締め 2014年6月30日締め
売上高 税引き前利益   売上高 税引き前利益
北米 $ 5,584 $ 658 $ 7,572 $ 1,383
中南米 3,184 697 3,610 764
欧州/CIS/アフリカ 4,951 1,046 6,149 1,308
中東・アジア 5,278 1,514 5,811 1,575
消去など 261   12) ) 152   (41 )
税引き前営業利益 3,701 4,989
全社など - (390 ) - (417 )
受取利息(1) - 14 - 15
支払利息(1) - (156 ) - (183 )
特別費用・利益   -     (439 )   -     -  
$ 19,258   $ 2,730   $ 23,294   $ 4,404  
(1) 製品グループおよび地域別業績に含まれる利息を除きます。
 
補足情報
 
1) 減分営業利益率の定義はどのようなものですか?
減分営業利益率は、売上高の変化に対する税引き前営業利益の変化の比率です。
 
2) 2015年第2四半期の税引き前営業利益率と減分営業利益率はどうなっていますか?
税引き前営業利益率は19.0%、前年同期比減分営業利益率は30%でした。前四半期比減分営業利益率は23%でした。
 
3) 2015年上半期の税引き前営業利益率と減分営業利益率はどうなっていますか?
税引き前営業利益率は19.2%、前年同期比減分営業利益率は32%でした。
 
4) 2015年第2四半期の非支配持分および特別費用・利益控除前利益に対する割合としてのフリーキャッシュフローはどうなっていますか?
2015年第2四半期の非支配持分および特別費用・利益控除前利益に対する割合としてのフリーキャッシュフローは、離職手当の2億1000万ドルを含み、132%でした。
 
5) 2015年上半期の非支配持分および特別費用・利益控除前利益に対する割合としてのフリーキャッシュフローはどうなっていますか?
2015年上半期の非支配持分および特別費用・利益控除前利益に対する割合としてのフリーキャッシュフローは、離職手当の4億5500万ドルを含み、98%でした。
 
6) 2015年通期の設備投資の指針はどうなっていますか?
2015年度のシュルンベルジェの設備投資(マルチクライアントおよびSPM投資を除く)は約25億ドルと予想されます。
 
7) 2015年第2四半期の「利息およびその他の収入」には何が含まれますか?
2015年第2四半期の「利息およびその他の収入」は4700万ドルで、その内訳は、持分法投資利益の3500万ドルと受取利息の1200万ドルです。
 
8) 2015年第2四半期に受取利息と支払利息はどのように変化しましたか?
受取利息は1200万ドルで、前四半期から100万ドル減少しました。支払利息は8600万ドルで、前四半期から400万ドル増加しました。
 
9) 「税引き前営業利益」とシュルンベルジェの税引き前連結利益の違いは何ですか?
この違いは、セグメントに割り当てられていない社費(特別費用・利益を含む)および受取利息/支払利息、ならびに株式報酬費用、一定の無形資産および一元管理イニシアチブに関連する償却費用です。
 
10) 2015年第2四半期の実効税率(ETR)は、どの程度でしたか?
特別費用・利益を除く2015年第2四半期の実効税率は21.1%、2015年第1四半期は20.9%でした。2015年第2四半期には特別費用・利益は計上されていません。
 
特別費用・利益を含む2015年第1四半期の実効税率は23.6%でした。
 
11) 2015年6月30日時点での流通普通株式数はどれぐらいでしたか?また、この株式数は前四半期末からどの程度変化しましたか?
2015年6月30日時点での流通普通株式数は12億6500万株でした。以下の表に、2015年3月31日から2015年6月30日までの株式数の変化を示します。
    (単位:100万ドル)
2015年3月31日時点での流通株式数 1,270
オプション保有者に売却した株式(交換した株式を除く) 1
制限付き株式の付与 -
従業員株式購入制度に基づいて発行された株式 -
自社株買い戻しプログラム (6 )
2015年6月30日時点での流通株式数 1,265  
12) 2015年第2四半期および2015年第1四半期の加重平均流通株式数はどれぐらいでしたか?また、希薄化後平均流通株式数との差異調整はどのようになっていますか?
2015年第2四半期および2015年第1四半期の加重平均流通株式数は、それぞれ12億8000万株と12億8500万株でした。以下に、加重平均流通株式数と希薄化後平均株式数の差異調整を示します。
  (単位:100万ドル)

第2四半期

2015

 

第1四半期
2015

加重平均流通株式数 1,269   1,276
想定されるストックオプションの行使 7 5
未付与の制限付き株式 4     4
希薄化後平均流通株式数 1,280     1,285
13) 2015年第2四半期のマルチクライアントの売上高は、どうなりましたか?
2015年第2四半期のマルチクライアントの売上高(譲渡手数料を含む)は8400万ドル、2015年第1四半期は5300万ドルでした。
 
14) 2015年第2四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残はどれぐらいでしたか?
2015年第2四半期末時点でのウェスタンジーコの受注残(顧客と締結済みの契約に基づく)は5億1400万ドルでした。2015年第1四半期末時点では6億400万ドルでした。
 
15) 2015年第1四半期にシュルンベルジェが計上したさまざまな費用は何に関するものですか?
 
人員削減:
北米での活動が大幅に減少したことや、原油価格の下落により顧客が予算を削減したために海外での活動が減少した影響から、シュルンベルジェは第1四半期、約1万1000人の従業員を削減しました。シュルンベルジェは、2015年第1四半期、この人員削減および休職奨励プログラムに関連して3億9000万ドル(税引き前)の費用を計上しました。
 
ベネズエラ為替レート費用:
ベネズエラでのシュルンベルジェの事業の機能通貨は米ドルですが、取引の一部は現地通貨建てです。2014年12月31日付けで、シュルンベルジェは、1米ドル当たり50ベネズエラボリバルのSICAD II為替レートの採用を開始し、現地通貨建て取引と残高を米ドルで再評価しました。2015年第1四半期、ベネズエラ政府はSICAD IIオークションプロセスに代えて、新しい外国為替市場のシステムであるSIMADIを採用しました。SIMADI為替レートは、2015年3月31日時点で1米ドル当たり約192ベネズエラボリバルでした。そのため、2015年第1四半期、シュルンベルジェは税引き前通貨切り下げ費用として4900万ドルを計上しました。

シュルンベルジェについて

シュルンベルジェは世界の石油・ガス産業で活動する顧客に技術、総合プロジェクト管理、情報ソリューションを提供する世界的大手企業です。140カ国以上の約10万8000人を雇用するシュルンベルジェは85カ国以上で営業し、探鉱から生産まで、業界で最も幅広く商品とサービスを提供しています。

シュルンベルジェ・リミテッドは主要なオフィスをパリ、ヒューストン、ロンドン、ハーグに置き、2014年の売上高は485億8000万ドルでした。詳細情報についてはwww.slb.com をご覧ください。

*シュルンベルジェまたはシュルンベルジェ関連会社のマーク

注記

シュルンベルジェは2015年7月17日金曜日に電話会議を開催し、上記の決算発表ならびに事業見通しについて議論します。会議は米国中部時間午前8時、米国東部時間午前9時、ロンドン時間午後2時から開始します。一般公開されるこの会議に参加するには、+1 (800) 230-1059(北米内)または+1 (612) 234-9959(北米以外)まで、予定された開始時間の約10分前までに電話し、電話会議オペレーターに「シュルンベルジェ決算発表電話会議」への参加を伝えてください。この電話会議の終了後、2015年8月17日まで録音再生を聴取できます。+1 (800) 475-6701 (北米)または+1 (320) 365-3844(北米以外)にダイヤルしてください。アクセスコードは358215です。

電話会議はwww.slb.com/irwebcastにて、聴取のみの方式でウェブキャストで同時放送されます。電話会議が始まる15分前にログインし、お使いのブラウザーをテストして電話会議への登録をしてください。ウェブキャストの録音再生は2015年9月30日まで同じウェブサイトでご利用いただけます。

詳細については以下までお問い合わせください。

Simon Farrant – シュルンベルジェ・リミテッド、投資家向け広報担当バイスプレジデント
Joy V. Domingo – シュルンベルジェ・リミテッド、投資家向け広報担当マネジャー

オフィス +1 (713) 375-3535
investor-relations@slb.com

本書(2015年第2四半期決算発表)および補足情報、ならびに当社の他の見解には連邦証券法の意味での「将来見通しに関する記述」が含まれています。これには過去の事実ではない記述、例えば、事業見通しに関する当社の予測または予想、シュルンベルジェ全体および各セグメント(および各セグメントの特定の製品または地域)の成長、石油・天然ガスの需要と生産の増加、石油・天然ガスの価格、操業手順および技術の向上、シュルンベルジェおよび石油・ガス業界の設備投資、シュルンベルジェの顧客企業の事業戦略、シュルンベルジェの合弁事業および提携の成功、将来の世界経済状況、将来の営業業績などが含まれます。これらの記述はリスクと不確実性を伴います。これには、世界経済状況、シュルンベルジェの顧客企業による探鉱・生産支出の変化および石油・天然ガスの探鉱・開発レベルの変化、ロシアとウクライナを含む世界の主要地域における一般的な経済、政治、事業状況、価格の下落、気候および季節的要因、操業の遅延、生産低下、政府の規制および規制要件の変更(沖合石油・ガス探鉱、放射線源、爆発物、化学薬品、水圧破砕サービス、気候関連のイニシアチブに関連するものを含む)、探鉱の新たな課題に技術が対応できない可能性、および当社の2015年第2四半期決算発表および補足情報、および証券取引委員会に提出または提供した最新のフォーム10-K、10-Qおよび8-Kで詳述したその他のリスクと不確実性が含まれますが、これらに限定されるものではありません。これらのリスクや不確実性の1つまたは複数あるいは他のリスクや不確実性が実際に起こった場合(またはこのような状況の変化の結果)、あるいは基礎となる前提が誤りであった場合、実際の結果は将来見通しに関する記述に示されたものとは大きく異なる場合があります。新たな情報、将来の出来事などが発生した場合でも、シュルンベルジェはこれらの記述を更新して公開するあるいはこれらの記述を改訂する意図はなく、またその義務を負うものではありません。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Schlumberger Investor Relations
713-375-3535

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