ビザとベリフォンが協力して世界のオムニコマースを推進

米カリフォルニア州サンフランシスコ & サンノゼ--()--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)と実店舗決済をリードするベリフォン(NYSE: PAY)は本日、小売店がデジタルと実店舗の商取引環境(いわゆる「オムニチャネル商取引」)で共通してより合理化された安全性の高い購入体験を顧客に提供できるようにすることを目指した提携関係を発表しました。提携の一環として、業界をリードする両社のプラットフォームを統合します。具体的には、ベリフォンの実店舗決済ゲートウェイをビザの世界規模の小売店決済管理プラットフォームであるサイバーソース(CyberSource)に接続します。これにより小売店は、単一のプラットフォームで顧客の決済データを保護し、不正行為を防止し、デジタルとオフラインの決済システムを統合することができるようになります。

ビザのグループ企業であるサイバーソースのシニアバイスプレジデントを務めるAndre Machicaoは、次のように述べています。「消費者が複数のチャネルで購入・支払いを行うようになった昨今、小売店は決済システムを統合して顧客の購買行動を一元的に把握しやすくする方法を求めています。今回発表した提携関係は、業界をリードする2社が協力してそのような一元的な把握を可能にし、小売店がすべての商取引チャネルにわたり、セキュリティーを犠牲にすることなく、より効果的に世界中の消費者のニーズを理解しこれに応えることができるようにするものです。」

デジタルと実店舗の販売チャネルで共通して安全かつ効率的に決済を管理することは、小売店が消費者決済データの安全を確保しながら成功するために不可欠な要素です。このような傾向があることは先日サイバーソースとリテール・システムズ・リサーチが発表した調査でも確認されています。同調査で、小売店が決済について抱いている懸念の上位3つを以下の項目が占めていることが明らかになりました。

  • 顧客決済データの保護と不正行為への対応(59%)
  • 新しいデジタル決済手段と従来の決済システムの統合(57%)
  • オンラインや携帯端末での決済手続きの簡易化(52%)

また小売店では、米国で消費者決済のセキュリティー強化と不正行為防止を目指してEMVチップ対応決済に移行する動きがあることを受け、チップに対応した実店舗決済ソリューションの導入も進められています。今回のサイバーソースとベリフォンの提携関係は、小売店がより安全性の高いチップ技術を導入できるようにするための推進力となります。

ベリフォンのコマース・イネーブルメント担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるVin D’Agostinoは、次のように述べています。「ベリフォンとサイバーソースは、オンラインと実店舗の小売業界で安全性・信頼性の高い決済処理を提供できるブランドとして小売店に知られ信頼されています。大きな成果を期待できるこの提携により、小売店はリーダーとしての地位を確立している両社の資産と経験を活用し、すべての販売チャネルで共通してセキュリティーに対する複数階層のアプローチを推進し、オンラインとオフラインで顧客との関係を緊密化することで、実店舗でもオンラインに劣らない質の高い顧客体験を提供することが可能になります。」

クロスチャネル決済インフラストラクチャーの推進

ベリフォンの実店舗決済ゲートウェイをビザの世界規模の小売店決済管理プラットフォームであるサイバーソースに接続し、認証を受けたクロスチャネル決済ソリューションを小売店が即時に利用できるようにします。2015年9月に米国から運用を開始するサイバーソースとベリフォンの統合ソリューションにより、小売店では以下のことが可能になります。

  • クロスチャネル決済への対応、取引レポートの一元化:顧客との関係を強化、マーケティング情報分析を拡充し、決済照合作業を合理化することができます。
  • オンライン不正行為の防止:世界最大級の不正行為検知レーダーであるサイバーソース・ディシジョン・マネジャー(CyberSource Decision Manager)を採用。260件以上の不正行為スクリーニングチェックを適用し、ビザとサイバーソースが年間に処理する600億件以上の取引からの情報を活用します。ディシジョン・マネジャーにより、小売店での不正行為パターン検知が200倍向上します。
  • 消費者データの安全性確保、決済セキュリティー管理の簡素化:機密性の高い決済データは小売店ネットワークの外に保存されます。サイバーソースの決済セキュリティー・ソリューションとベリフォンのセキュア・コマース・アーキテクチャー(Secure Commerce Architecture)の組み合わせにより、データ漏えいリスクの抑制、チップの実装と認証の迅速化、実店舗での技術革新の推進を図ります。
  • EMVチップ認証済みPOS端末の導入、短期間でのEMVチップ対応準備:加盟店契約会社でのサイバーソースの設定によりますが、ベリフォンのPOSソリューションのうちNFCにもチップにも対応した一部のシリーズは、サイバーソース・プラットフォームとの互換性を備えています。

ビザについて

ビザ(NYSE:V)は、200を超える国と地域の消費者、企業、金融機関、政府を高速、安全、確実な電子決済につなげる国際的な決済技術会社です。当社は世界で最も高度な処理ネットワークの1つであるVisaNetを運営しています。このネットワークは1秒に5万6千件以上のトランザクション・メッセージを処理でき、消費者に対しては不正行為を防止し、加盟店に対しては支払いを保証します。ビザは銀行ではなく、消費者へのカードの発行、与信、課金は行っていませんが、ビザの革新的な技術は、デビットカードでの即時支払い、プリペイドカードでの前払い、クレジットカードでの後払いなど、金融機関が消費者により多くの選択肢を提供することを可能としています。詳細情報については、usa.visa.com/about-visavisacorporate.tumblr.com、@VisaNewsをご覧ください。

サイバーソースについて

サイバーソースは、ビザの完全子会社として決済管理を取り扱っています。世界各地の40万社以上の企業が、サイバーソースとAuthorize.Netブランドのソリューションを利用して、オンライン決済処理、不正行為対応の合理化、決済セキュリティーの簡素化に役立てています。米カリフォルニア州のフォスターに本社を置く同社は、世界各地に事業拠点を持ち、シンガポール、東京、マイアミ、サンパウロ、英国レディングに地域本社を置いています。欧州ではビザ・ヨーロッパとの契約のもとで事業を展開しています。詳細については、www.cybersource.comをご覧ください。

ベリフォンについて

ベリフォンは、日々の取引を、ネットワークに接続された商取引の機会に変える取り組みを行っています。2700万以上の決済端末をクラウドに接続し、オンラインと実店舗での購入体験を統合して、小売店と消費者の間にデジタル世界における次世代型の関係を生み出そうとしています。30年にわたりセキュリティーを守り抜いてきた実績があり、信頼できる専門家として定評のある職員が、顧客やパートナーと協力して、きわめて複雑な決済上の課題の解決を支援してきました。150カ国以上における世界有数の有名小売ブランド、金融機関、決済プロバイダーなどを顧客およびパートナーとしています。

Verifone.com | (NYSE: PAY) | @verifone

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Visa Inc.
Aida Hadzibegovic, + 415 805 4242
ahadzibe@visa.com
globalmedia@visa.com
or
Verifone
Kwiyoung Baumgarten, + 770 754 3460
Kwiyoung.baumgarten@verifone.com

Contacts

Visa Inc.
Aida Hadzibegovic, + 415 805 4242
ahadzibe@visa.com
globalmedia@visa.com
or
Verifone
Kwiyoung Baumgarten, + 770 754 3460
Kwiyoung.baumgarten@verifone.com