ISACAがITガバナンスの重大な不備に対処するCOBIT 5オンライン版をリリース

COBITの調査で回答者の78%がITガバナンス整備の価値が向上していると指摘

数字で見るCOBIT 5(画像:ビジネスワイヤ)

米イリノイ州ローリングメドーズ--()--(ビジネスワイヤ) -- ISACAは本日、企業のITガバナンス・管理を強化する統合型の包括的リソースセンターであるCOBIT 5のオンライン版をリリースしました。新しいオンラインプラットフォームにより、情報技術リスク管理を支援するビジネスフレームワークであるCOBIT 5フレームワークとCOBIT製品ファミリーの有用性がさらに増します。

サイバーセキュリティー事故や大規模データ漏えいの件数や影響度が増すにつれ、あらゆる規模の組織でITガバナンスの深刻な不備が明るみになっています。ISACAは最近、COBIT 5フレームワークをダウンロードした50カ国の1245人を対象に調査を実施しました。この調査によると、10人中8人近く(78%)が、過去12カ月にわたり自社を取り巻いているビジネス/技術環境において、有効なITガバナンスを整備することの価値が高まっていると答えています。

ISACAの国際本部会長を務めるロバート・E・ストラウド(CGEIT、CRISC)は、次のように述べています。「注目度の高いサイバー脅威によって、世界中の企業が抱えているリスクや脆弱性が明らかになっています。COBIT 5をカスタマイズ可能なフォーマットでオンライン提供することにより、企業が自社の情報資産を保護し、業績を向上させるための能力を強化できます。」

COBITユーザー調査:ビジネス上の利点

調査回答者の70%以上が、COBIT 5が実際的なビジネス上の問題の解決に役立ったと答えました。COBIT 5が自分の組織にとってメリットがあった点をランク付けして、上位4つを挙げてもらう質問に対しては、次のような回答結果となりました。

1. ビジネスとITの統合の向上(73%)

2. リスク管理の強化(60%)

3. 不備を見極める能力の強化(49%)

4. 取締役会にとっての可視性の向上(45%)

新しいCOBITツール

新しいCOBIT 5のオンライン版では、RACI(実行責任者、説明責任者、協議先、報告先)プランナーと達成目標カスケード(展開)ツールを企業や顧客に合わせてカスタマイズすることができます。達成目標ツールとRACIプランナーにより、利害関係者のニーズに応じて企業関連、IT関連、イネーブラー関連の目標をユーザーが選択できるようガイドすることで、COBITの利用が促進されます。選択したガバナンスと管理の実践をRACIチャートプランナーが支援します。

COBIT 5のオンライン版では、以下も可能となります。

  • 最重要の問題や課題を扱ったISACAや外部のソースから、コンテンツを適時に閲覧
  • COBIT 5関連公刊物(COBIT 5、COBIT 5 Implementation、COBIT 5: Enabling Processes、COBIT 5: Enabling Informationなど)のコンテンツを迅速・簡単に検索・絞り込み・エクスポート
  • コメントや質問で学習やベストプラクティスの共有を促進

COBITオンライン版の大部分は、cobitonline.isaca.orgから無料で利用できます。「2014年度グローバルCOBITガバナンス・スタディー」の全結果は、www.isaca.org/newsから入手可能です。

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