オクタファルマが血友病治療における第VIII因子抗体インヒビターの発現予防と根絶を促進

先進国と途上国の専門家によるパネルが、ヒト血漿由来VWF含有第VIII因子濃縮製剤Octanate®を使用した第VIII因子インヒビターの予防と発現治療に関するイニシアチブを強調

スイス・ラッヘン--()--(ビジネスワイヤ) -- オクタファルマは世界血友病連盟(WFH)年次会議で、2010年7月13日に開催された「血友病Aにおけるインヒビター:その予防と現行管理、個別化治療の展望(Inhibitors in Haemophilia A: Prevention, Current Management and Personalised Therapy Perspectives)」と題されたシンポジウムを後援しました。後援は、第VIII因子濃縮製剤(第VIII因子中和抗体に抗する製剤)の使用により、血友病治療における今日の重大な合併症の根絶を目指す継続的な取り組みの一環です。会議の今年の開催地はアルゼンチンのブエノスアイレスで、これは途上国に及ぶことができる臨床的恩恵と費用対効果にオクタファルマが確固とした関心を持っていることを顕著に反映しています。オクタファルマが後援したシンポジウムでは、血液凝固性疾患の各国の専門家からなるコンソーシアムが形成され、それぞれの専門家は第VIII因子インヒビターを持つ患者の現在と将来の管理に関連したさまざまなテーマ、およびヒト血漿由来フォン・ヴィルブランド因子(VWF)含有第VIII因子濃縮製剤Octanate®に関する発表を行いました。

オクタファルマ血友病事業部門ヘッドのOlaf Walter博士は次のように述べています。「第VIII因子置換治療における第VIII因子抗体インヒビターの出現は、生涯にわたる血友病治療において今日では最も重大とされる内科的合併症です。患者の生活の質、さらに治療の費用対効果を向上させるという当社の使命の一環として、第VIII因子インヒビターを持つ患者の治療における主要なイニシアチブを強調する目的で、このWFHシンポジウムを後援しました。」

中和活性を持つ第VIII因子抗体インヒビターは、過去に治療を受けていない重度の血友病A患者において最も多く現れました(インヒビター率30%)。Octanate®はオクタファルマが2006年から免疫寛容導入(ITI)療法に使用して成功し、第VIII因子インヒビターの根絶法としては最も実績のある治療法であり、血友病患者で第VIII因子置換による止血を再確立しました。ドイツ・フランクフルトにあるヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学病院のCarmen Escuriola Ettingshausen博士は、同じくフランクフルトのWolfhart Kreuz博士の代理として、血友病コミュニティーにおけるOctanate®に関する最新のデータを紹介しました。これらデータは進行中の医師主導のObsITI(Observational Immune Tolerance Induction、観察的免疫寛容導入)試験から得られたものです。ObsITIはITIに関する進行中の試験としては現在のところ最大のもので、登録患者数は100人を超え、現在も募集を続けています。募集の詳細はwww.obsiti.comから入手可能です。Escuriola博士が紹介したデータはOctanate®を支持する強力なもので、要件とされる36カ月のフォローアップを終えた患者15人の80%において、ITIの完全な成功を示すものでした。完全な成功が観察されたのは平均12カ月のITI治療後で、特筆すべきこととして患者は全員、ITI治療転帰の予後不良因子を1つ以上持っていました。

Escuriola博士は進行中のOctanate® GCP-PUP試験とドイツ血栓止血研究会議(GTH)の試験から得られたデータも発表しました。それらの試験は、第VIII因子インヒビター発現のリスクが高い未治療患者(PUPs)におけるインヒビターの初回発現に関するものです。Escuriola博士は「17.3%というインヒビター総発現率と比較し、Octanate®への曝露日数が50日以上の患者における発現率はわずか5.1%」であり、「Octanate®による予防投与を受けたPUPsではインヒビターがまったく観察されなかった」と指摘しました。

ロシア・モスクワにあるロシア医学アカデミーのNadezhda Zozulya博士はObsITI試験に参加しているセンターのデータを紹介しました。博士は次のように述べています。「成人患者10人につき8人がOctanate®で完全な成功に至りました。全患者に関し、出血エピソード回数の中央値は25回から2回に減少しました。」この成人集団から得られた費用に関するデータは、NovoSeven®との比較において、年齢40歳までに生涯医療費の節減額が500万ユーロもの巨額に達することを示し、患者の生活の質に統計的に有意な改善を示しました。

スウェーデン・マルメにあるマルメ大学病院のErik Berntorp博士は、第VIII因子インヒビターの効果として、第VIII因子タンパク質の特定の領域(エピトープ)と結合する作用を持つことを示すObsITI試験の結果を紹介しました。博士は、Octanate®が組み換え型第VIII因子製剤と比較して、特定の第VIII因子エピトープのVWF保護のおかげで、インヒビター作用が起こりにくい仕組みを論じました。博士はまた「特定の[第VIII因子]エピトープを認識するインヒビターの特徴付けはエピトープマッピングとして知られ、ITI治療の個別化および患者ごとの戦略立案に役立つ可能性がある」と指摘しました。ロンドンにあるグレート・オーモンド・ストリート小児病院のKate Khair博士も、Octanate®が、インヒビターを持ち第VIII因子置換療法に「抵抗性」を示し、組み換え型第VIII因子製剤によるITIが失敗した血友病患者での治療に適している可能性を指摘しました。

途上国が特に関心を持つのはOctanate®の潜在的な経済的利点であり、その点を強調したのはコロンビア・ペレイラにある血友病治療センターHemolifeのCesar Alberto Montaño博士です。博士はITIのみならず、インヒビター発現前の出血予防におけるOctanate®の使用に関して発表しました。博士の注目すべきデータは、ITI治療においてOctanate®が年齢20歳までに、NovoSeven®およびFEIBA®のオンデマンド療法と比較して、それぞれ440万ドルおよび810万ドルの治療費節減につながることを示しました。Montaño博士は、コロンビアやアルゼンチンのように血友病治療の歴史は短いものの、すでに優れた業績を達成している途上国において、費用対効果の高い治療薬の開発がインヒビターを持つ患者の管理で中心的役割を果たすと主張しました。

Octanate®について

Octanate®はヒト由来の高純度VWF安定化2種ウィルス不活性化第VIII因子濃縮製剤で、静脈内投与向けです。 Octanate®中に存在する凝固第VIII因子はすべて、その天然の安定剤であるVWFと、約0.4というVWF/第VIII因子比で結合しています。従ってOctanate®の製造過程において安定剤の追加は必要とされません。Octanate®はあらゆる型の血友病A患者の出血治療薬として安全で、良好な忍容性、有効性を持ち、PUPsにおいて最小のインヒビター発現リスクを示します。Octanate®は第VIII因子インヒビターの根絶(ITI)で大きな成功を収めています。

Octanate®は250 IU、500 IU、および1000 IUで提供可能です。Octanate®の平均比活性は100 IU/mgタンパク質以上です。Octanate®は1998年8月にドイツで最初に承認され、その後67カ国で承認されました。1998年8月から2010年2月までの間に、32億IUを超えるOctanate®が世界各国で販売されました。

アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催の第29回WFH会議2010について

第29回WFH国際会議はWHFが2010年に開催した最大のイベントで、世界の血友病コミュニティーにとって最も重要なイベントの1つです。今年は4300名を超える医師、科学者、医療従事者、血友病患者、および血友病団体代表が集まり、血友病治療における最新の成果について学びました。106カ国からの参加者がこの空前の会議に集まり、血友病および関連する出血性疾患について最新の成果を発表し、議論・討論を行いました。

オクタファルマ・グループについて

スイス・ラッヘンに本社を置くオクタファルマは血漿製品の世界的大手メーカーの1つで、27年間にわたって患者ケアと医療の革新に取り組んできました。オクタファルマの中核事業は、ヒト血漿ないしヒト細胞株に由来する高品質のヒトタンパク質治療薬の開発・製造・販売です。オクタファルマは現在、商業用としては初のヒト細胞株由来組み換え型凝固第VIII因子製剤を開発中ですが、同剤は血友病A患者における全体的な免疫上の問題(およびその結果としてのインヒビター形成)を減らすように設計されたものです。

現在、オクタファルマは37の子会社および代表事務所を構えています。4000人以上の従業員を擁し、世界80カ国で販売を行っています。詳細に関してはwww.octapharma.comをご覧ください。

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Contacts

Octapharma
Corinne Landolt
Tel: +41 55 451 2136
corinne.landolt@octapharma.com

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