サイネクシスがIn Vitro毒性試験でSCY-635がサイクロフィリン阻害剤クラスで独自であることを示す

--EASLのポスタープレゼンテーションで結果を発表--

米ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク--()--(ビジネスワイヤ) -- 創薬企業のサイネクシスは本日、C型肝炎ウイルス(HCV)感染症の治療で研究されている新規の経口サイクロフィリン阻害剤SCY-635について、オーストリアのウィーンにおける欧州肝臓学会(EASL)第45回年次総会で2件の別個の研究結果を発表しました。最初の発表はin vitro研究の結果を概括するもので、SCY-635はほかのサイクロフィリン阻害剤と異なり、15日間の臨床試験で増加した高ビリルビン血症のリスクに関係ないことを示しています。これらのデータは、SCY-635がサイクロフィリン阻害剤のクラスにおいて独自に位置づけられる可能性を示すものです。2つ目の発表は、SCY-635のin vitroにおけるコラーゲン産生と線維症に及ぼす影響を概括したもので、SCY-635 が実証された抗HCV活性とは独立に抗線維化活性を持つ可能性を示しています。SCY-635は2010年後半にHCVの第2相試験に入ります。

サイネクシス最高経営責任者(CEO)のYves Ribeill博士は、次のように語っています。「ビリルビン輸送に関する当社の研究は、サイクロフィリン・クラスの医薬品候補において重要な差別化をもたらす可能性を示しており、HCVの治療開発においてSCY-635を第1級のサイクロフィリン阻害剤としてさらに位置づけるものです。治療に伴って総ビリルビン量が上昇して毒性が生じたと考えられる例が、HCVに慢性的に感染した成人に数種類のサイクロフィリン阻害剤アナログを短期間投与した後で発生しており、文献で報告されています。重要な点は、こうした効果がHCV患者におけるSCY-635の臨床研究でまだ観察されていないということです。本日発表した研究結果に基づき、SCY-635は主要な薬物トランスポーターで抱合ビリルビントランスポーターのMRP2に対する阻害活性が極めて微弱であると考えています。結果として、SCY-635による治療はビリルビンの肝臓および血液中における正常な処理と輸送に干渉しないとみられます。追加の臨床研究によってこの発見をより長期間で確認する計画です。」

サイネクシスは“In vitro Models for Assessing the Relative Risk of Hyperbilirubinemia Associated with Cyclophilin Inhibitor Therapy,”と題するポスタープレゼンテーションで、げっ歯類の肝細胞モデルにおいて、多剤耐性蛋白質(MRP2)の薬物による阻害と治療に伴なう高ビリルビン血症の定量的関係を調べました。MRP2に対する弱い阻害剤であるSCY-635による治療で得られたデータは、サイクロスポリン・ベースのサイクロフィリン阻害剤であるNIM811 およびDebio-025と比較して、高ビリルビン血症の兆候が少ないことを示しています。例えば、肝細胞における蓄積量が少なく、毛細胆管への排出量が多く、肝臓排出トランスポーターの阻害活性が少ないことが分かりました。本研究は、高ビリルビン血症という肝臓毒性がclass effectではなく、薬物によるMRP2の阻害の結果である可能性を示しています。

サイネクシスは“The Effects of SCY-635, a Non-immunosuppressive Cyclosporin Analog, on Stellate Cell Proliferation, Collagen Synthesis, TIMP-1 and Collagenase Production.”と題する2つ目のポスタープレゼンテーションも行っています。これらのデータは、ヒトおよびラットの分離肝細胞において、SCY-635が数多くの抗線維化特性を持ち、この観察された効果がTGF-βシグナル伝達経路を介するものであることを示しています。HCV患者は線維症、すなわちコラーゲンの生成によって瘢痕組織を肝臓で形成することが多く、今回の初期段階における研究は、SCY-635が実証された抗HCV活性とは独立に抗線維化活性を持つ可能性を示しています。この発見は2010年第2四半期に開始を予定している第2相のSCY-635試験で研究を継続します。

SCY-635とサイネクシスのサイクロフィリン阻害剤プラットフォームについて

SCY-635は、HCV感染症に対する新規クラスの治療薬です。SCY-635は、サイネクシスが所有する新規クラスの非免疫抑制性サイクロフィリン阻害剤の最初の候補です。サイクロフィリンは、細胞内で合成されるタンパク質のフォールディングおよび輸送を助ける酵素タンパク質のファミリーです。サイネクシスの科学者は、サイクロフィリン結合活性(抗HCV活性を仲介)をカルシニューリン結合活性(免疫抑制を仲介)から分離したサイクロスポリンAの誘導体を合成しました。サイクロスポリンAの非免疫抑制性アナログが多数の治療領域で適応症をもつ可能性を示す科学的証拠が増えています。サイクロフィリンは、慢性ウイルス感染症、神経変性疾患、および心臓変性疾患の病態生理学において中心的役割を果たしています。従ってサイクロフィリン阻害剤は、創薬および医薬品開発の魅力的なターゲットです。

サイネクシスについて

サイネクシスは、製薬および国際的医療産業のパートナーに対して効果的で革新的な医薬品のパイプラインを提供する創薬および医薬品開発の一流企業です。当社の業績は、過去5年間で前臨床および臨床段階で11の医薬品候補を実現したことで実証されています。ノースカロライナ州リサーチ•トライアングル•パークを拠点とする当社は、サイクロフィリン阻害剤を基盤とする専有の自社パイプラインを構築しています。サイクロフィリン阻害剤は広汎な疾患の治療で大きな可能性を持つ医薬品クラスです。当社のウェブサイトwww.scynexis.comをご覧ください。

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