シンガポールのプライベートバンキング業務に自動化の余地


今後ポストトレードプロセスに関心が集まる可能性


シンガポール発 -- (ビジネスワイヤ) -- シンガポールのプライベートバンキングにおけるポストトレード・プロセッシングについての調査の結果、域内のプライベートバンクの60%近くで、バックオフィスにおけるトレード・プロセッシングの自動化が行われていないことが分かりました。この調査の実施主体は、アジア太平洋地域を専門に扱うインサイトアジア・リサーチ・グループの1部門、インサイトアジア・バンキング&ファイナンスコンサルティングで、ポストトレード効率のグローバルスタンダードを提供するオムジオの委託を受けて行われました。

世界のプライベートバンキングセクターの中でシンガポールが重要性を高まっていることを背景に、インサイトアジアは、シンガポールを拠点とする一群のプライベートバンクを対象にポストトレード・プロセスに関する調査を行いました。調査は、トレード・プロセッシングの諸問題に重点を置くもので、最近の金融危機のプライベートバンキングセクターに対する影響やプライベートバンクがトレード・プロセッシングのために現在使用している仕組みなどが調査対象となりました。

調査結果によれば、プライベートバンクの3分の1近くで、現在でもトレードのアロケーションとコンファメーションが電子的に処理されず、手作業で実行されています。手作業のプロセッシングでは、トレードが停止する危険も高まり、トレード情報の比較の際に過誤が発生する余地が高いことからリスクも高まります。

調査対象となったシンガポールのプライベートバンクの経営陣は、その多くが重点強化領域として効率性と柔軟性の高いバンキングおよびプロセッシングのシステムを持つことの重要性を強調しました。トレード・プロセッシングにおける自動化の水準を高めることがオペレーションリスクを低下させることにつながるという点では、全体的に見解の一致がありました。実際、プライベートバンクの経営陣に対する調査では、シンガポールで現在トレードマッチングを実行している調査対象者の59%が、自社のシステムの改善を行いたいと考えているか改善を実施中であると答えています。

オムジオのアジア太平洋担当執行ディレクター、James Drumm氏は、次のように語っています。「この調査は、シンガポールのプライベートバンクの間で、バックオフィスに自動化システムを導入することのメリットについての認識が高まっていることを示唆しています。現在のところ、多くのプライベートバンクは手作業の環境でオペレーションを行っていますが、自動化の程度を高めることでオペレーションリスクとシステムリスクを大幅に低減することができるというコンセンサスが出来つつあります。」

電子トレードプロセッシング以外の点についての調査結果によれば、聞き取り対象となったプライベートバンク経営陣の間の全体的に一致した意見として、金融市場における最近の出来事は前代未聞の事態であって金融セクターに対していくつかの課題を投げかけているものの、アジア、特にシンガポールが世界的拡張戦略の重要な一部であることに変わりはないと考えられています。

この調査のもう1つの重要な結果によれば、経営陣の間のほぼ完全に一致した見解として、過去12カ月の間にカウンターパーティーリスクが大きく注目されるようになり、この傾向は当面の間継続する可能性が高いと見られています。

インサイトアジアのバンキング&ファイナンスコンサルティングのヘッドを務めるPhillip King氏は、次のように語っています。「この調査は、世界的な金融危機を背景に実施されました。こうした出来事は、多くのプライベートバンクに対して総体的にまだ影響を及ぼしていますが、アジアのウェルスマーケットの長期的な成長見通しは依然として崩れていません。聞き取り対象となったCOO(最高執行責任者)やオペレーション責任者からは、シンガポールでは高い能力を持つ熟練した専門家の層が厚く、そうした人々がプライベートバンキングセクターの要職に就いているという発言を聞くことができました。こうした人材は、プライベートバンキングのハブとしてのシンガポールの継続的発展にとって、強力な共有財産です。」

オムジオについて

オムジオは、投資運用会社とブローカー・ディーラーとの間で執行されたトレードの情報の自動処理と適時コンファメーションを実現することで、ポストトレードオペレーションに確実性をもたらします。毎日、45カ国の6000社を超える金融サービス企業が、トレード・アロケーション、コンファメーション、決済指図のマッチングや例外処理を実行するために、オムジオのサービスを利用しています。オムジオはまた、トレードライフサイクルの対応範囲を拡大してカウンターパーティーリスク管理にも対応し、複数の資産クラスにわたるエンド・ツー・エンドの担保処理や突合処理を可能としています。オムジオを利用する大手組織は、オペレーションに安定性をもたらしソリューションを提供するオムジオのソリューションを、複雑さを増す投資業界の管理に役立て、トレードが急速に増加する時代において収益性確保の一助としています。どの地域でも、どの資産クラスでも、トレードライフサイクルのどの段階でも、オムジオは、投資業界全体のオペレーション効率のグローバルスタンダードです。2001年創立のオムジオは、DTCCとトムソン・ロイターが共同保有しています。

オムジオの詳細情報については、 www.omgeo.com をご覧ください。

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