米ミシガン州ノバイ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 世界最大で最も革新的な温度管理産業用REIT・物流ソリューション提供企業のリネージュ・ロジスティクス（「リネージュ」または「当社」）は本日、新規・既存の戦略的パートナーから19億ドルの資本を調達したと発表しました。参加した投資家は、ベントールグリーンオーク、D1キャピタル・パートナーズ、オックスフォード・プロパティーズ、センタースクエア・インベストメント・マネジメント、MSタクティカル・バリュー・アンド・カンバーサント・キャピタル、OPトラスト、コーヘン＆スティアーズなどです。
リネージュのグレッグ・レームクール社長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「世界最高峰の技術と自動化、グリーンフィールド開発、施設の拡張、買収の継続に対する当社の投資を援助する資本の調達を開始し、世界でも指折りの定評ある機関投資家からの圧倒的な需要に直面しました。これは、当社顧客の温度管理サプライチェーンの最適化を図る当社のビジネスモデルと安定した実績を持つ戦略の妥当性を明確に示すものであり、これこそ資金の投入を意図している対象です。資金を活用して、あらゆる角度から当社顧客の経験を高め、顧客にとって最も価値あるパートナーであることを実証してまいります。」
2008年の創業より最高の金額で、9月に行った16億ドルの調達に続くこの最新の増資に加えて、リネージュは新たに28億ドルの回転信用枠およびターム・ローンAにより資本構成も変革しました。従来のREIT融資との調整が入念に行われた新しい信用枠は、投資適格の価格設定で、投資適格コベナンツに従い無担保となります。加えて、新しい信用枠はリネージュの多数の法域を横断した多通貨融資の提供を通じて、リネージュの世界的成長を可能にします。この取引は、環境・社会・ガバナンス（ESG）イニシアチブ3件を支援するリネージュ初の持続可能性連動ローンとなります。
リネージュが、食品サプライチェーンを変革し、廃棄物を排除して世界への食糧供給を支援するという目的の実行を継続する中で、19億ドルの新たな資本の大部分が、先進的な温度管理倉庫を設計する破壊的な新技術を強化するために使われます。受賞歴を持つデータサイエンティストと科学技術者のチームを活用して、当社は業務運営を合理化し、倉庫内のあらゆる移動を最適化する幅広いアルゴリズム・プログラミングと自動化ソフトウェアを開発しています。特許13件を有し、技術革新の実績を持つリネージュは今年初めに、今までにない可視性と、顧客のサプライチェーンを横断した連携を実現するための完全に統合された顧客体験プラットフォームであるリネージュ・リンクの発足も発表しました。
加えて、新たな資本の一部は北米、欧州、アジア太平洋の事業運営地域でのグリーンフィールド開発と施設拡張プロジェクトに投入されます。顧客のニーズと機会に注力するリネージュは、以下の市場で最近建設を完了しているか、現在建設を進めています。
米国内：
- サウスカロライナ州チャールストン
- ニュージャージー州ローガンタウンシップ
- ルイジアナ州ニューオーリンズ
- バージニア州ポーツマス
- サウスダコタ州スーフォールズ
- ウィスコンシン州スティーブンズポイント
世界：
- オーフス（デンマーク）
- グダニスク（ポーランド）
- ハノイ（ベトナム）
- ヘイウッド（英国）
- ピーターバラ（英国）
- タウランガ（ニュージーランド）
リネージュの共同執行会長であり、リネージュを設立して経営を行っているベイ・グローブの共同創業者でシニアマネジングパートナーであるアダム・フォルストは、次のように述べています。「私たちが築き上げてきた企業は、当社の顧客、チームメンバー、地域社会、幅広い温度管理物流業界を変容させる多大な影響を与えています。投資の世界の名だたる企業から得た今回の増資により、リネージュは意味のある成長を継続できる態勢を整えられます。」
リネージュはグリーンフィールド開発と施設拡張プロジェクトによる成長に加えて、長い間世界各地のクラス最高のコールド・チェーン企業を買収してきた歴史を継続していきます。当社は以前に数十件の国際的な買収を発表し、国内事業を強化するために以下を含む一連の定評ある組織をグループに迎えます。
- ディック・コールド・ストレージ、オハイオ州グレーターコロンバス地域の3拠点を含む
- バージニア州リンドハーストの新しい戦略的倉庫
- グレート・レイクス・コールド・ストレージ、オハイオ州ソロンとペンシルベニア州クランベリータウンシップの2拠点を含む
- ウィン・チル・コールド・ストレージ、サウスダコタ州スーフォールズの1拠点を含む
- ジョリエット・コールド・ストレージ、イリノイ州ボーリングブルックとイリノイ州ジョリエットの2拠点を含む
すでに発表されているものを含め、以前にこれらの企業を所有していた元所有者の多くはリネージュの投資家として、会社の売却益の一部をリネージュの資本に転換することを選びました。
リネージュは北米、欧州、アジア、オーストラリア、ニュージーランド、南米の15カ国に展開された戦略的に有利な場所に位置する施設340カ所以上を有し、21億立方フィートを超える収容力を持つ世界最大規模の温度管理倉庫ネットワークとなっています。リネージュは2020年に、38件の買収を完了して11カ国の施設128カ所を追加し、新たに5000人を超える従業員が組織に加わりました。同じく2020年、リネージュはクライオ・トランスの買収により、温度管理倉庫業界で初めて、冷蔵断熱鉄道車両によるソリューションを提供する企業となりました。
リネージュは増資に関連して、新任の取締役についても発表を行いました。ベントールグリーンオークの共同創業者でシニアマネジングパートナーのジョン・キャラフィール氏が不動産と資本市場での33年に及ぶ経験をリネージュにもたらします。530億ドルの資産を運用しているベントールグリーンオークは業界をリードする世界的な不動産投資の運用・助言企業で、不動産サービス提供企業としても世界で認知されています。キャラフィール氏は以前にモルガン・スタンレー・リアル・エステート（MSRE）のグローバル共同ヘッドを務め、世界規模の不動産投資銀行プラットフォームの運営と、33カ国以上で運用資産1000億ドルに上る自己資金投資事業を担当していました。
キャラフィール氏は、次のように述べています。「ベントールグリーンオークはリネージュが業界を主導する画期的なイノベーションの道筋をつけていること、ならびに成長機会につながる膨大な数の進行中の計画を有していることを認識しており、最近の資金調達により、リネージュ最大の投資家の1社になれたことを嬉しく思います。過去6カ月間、取締会のオブザーバーを務めながら、拡大を続けるリネージュの比類ない能力を目の当たりにしてきました。リネージュは自律的な成長と、パンデミック下でも間髪を入れず行っている買収による成長の両方を実現しています。」
リネージュ・ロジスティクスについて
リネージュは、温度管理された産業用REIT・物流ソリューションを提供する企業として世界最大で最も革新的な企業です。リネージュのエンドツーエンドの物流ソリューションに関する専門知識、比類のない不動産ネットワーク、技術の活用を組み合わせて、食品安全の推進、流通効率の向上、持続可能性の前進、環境影響の低減、サプライチェーン廃棄物の最小化を実現しています。リネージュは、フォーチュン500企業から小規模な家族経営の企業までのお客さまの効率向上と温度管理サプライチェーンの完全性保護を支援しています。リネージュは2008年から毎年立方フィートを60%増加させて21億立方フィートに達し、世界最大の温度管理産業用REITになっています。当社の優れた革新技術が認められた結果、リネージュはファスト・カンパニーの2019年度「世界で最も革新的な企業」リストでデータサイエンス企業の第1位に選ばれ、さらに世界数千社の評価では総合第23位にランク入りしました（www.lineagelogistics.com）。
ベイ・グローブについて
ベイ・グローブは優秀な経営陣との提携に基づく投資を専門とする自己資金投資企業で、プラットフォームへの長期的投資を実践しています。2008年以来、ベイ・グローブは起業家、顧客、従業員と連携して買収と投資を行い、リネージュ・ロジスティクスを築き上げてきました。当社は倉庫・物流業界で豊かな経験を持ち、また他の魅力的な分野での投資案件を探求しています。ベイ・グローブの本拠地はサンフランシスコです（www.bay-grove.com）。
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