信頼ベースの技術に特化した世界的イベントのトラステック(カルト含む)が2016年の画期的プログラムを発表

(Photo: Business Wire)

パリ--()--(ビジネスワイヤ) -- トラステックは、新名称、新たなターゲット、新たな開催地、そして新たなフォーマットで開催します。

トラステック・コンフェックスは、カルト展示会にハイレベルの会議プログラムを組み合わせて実施します。

決済、金融サービス、ビジネス、電気通信、本人確認、データ・セキュリティーの業界の講演者とオピニオンリーダーが海外から多数参加し、ブロックチェーン、フィンテック、電子本人確認、電子政府、データ管理などのテーマに関する知見を共有します。

公式会議プログラムをご確認ください。
このイベントには130カ国から1万8000人が参加します。海外からの講演者は約250人で、14のテーマ別のカンファレンス・トラックを実施します。
この2016年イベントは、11月28日(月)のマスターカード・プレカンファレンスからスタートします。
マスターカード・プレカンファレンスは、午前10時~午後5時の開催です(招待者のみ)。

会議の詳細 – 11月29日(火)

基調講演

午前9時30分~午前10時 - JBストローベル氏、テスラモーターズ、共同設立者・最高技術責任者(CTO)

自動車業界の未来
ストローベル氏は2005年より、世界で最も革新的な企業であるテスラモーターズ(2015年にフォーブス誌が認定)の最高技術責任者(CTO)を務めています。ストローベル氏はテスラでバッテリー技術、パワーエレクトロニクス、モーター、ソフトウエア、ファームウエア、制御機能を含む、テスラ製品の技術的方向と工学設計を管理しています。また同氏は新技術の評価、研究開発、主要ベンダーの技術に関する詳細調査、提携関係の構築も担当しています。

カンファレンス・トラック

商業と決済、継続的革新
小売業は、電子商取引とモバイル商取引、ソーシャル・ネットワーク、個人販売、マーケットプレイス、共有経済、C2C、店舗のデジタル化、クロスチャネル、セルフチェックアウト、モバイルPOSなど、複数の激変に直面しています。一方で、決済業界は新たな状況(革新的技術とデジタルチャネル、新たな規制、競争圧力、新規参入、新規モデルなど)の只中にあります。これは、オフライン商取引とオンライン商取引の間のコンバージェンス増により悪化した現象です。そのため、すべての決済ソリューションは購入の前・最中・後の顧客経験に適合し、付加価値サービス(ユビキタスな決済、スピードと認識、デジタルクーポン、即時報酬、ジオロケーションなど)を提供する必要があります。

バイオメトリクス認証:パスワードの終焉
デジタル環境での快適な使用と認証を目指して、バイオメトリクスの世界に大きな変化が起こりました。消費者向けのモバイル・クラウドアクセスと画像・音声検出は、バイオメトリクスのコンテンツの多様化と技術水準に影響を与えました。取り込み速度と使用方法も相当なペースで拡大しています。このカンファレンス・トラックでは、バイオメトリクスのさまざまな認証問題に関する統合的見解を提供します。信頼できる環境実現に向けたモバイル・クラウドアクセス、ID管理チェーン、バイオメトリクスの導入といった問題です。また、重要インフラ保護や法的・法医学的調査も取り上げます。

スマート国境:管理? 防止? 保護?
世界の旅行と輸送の流れの継続的な増加は、観光や経済・気候・安全上の要因による移住により加速しています。定量的な予測によれば、今後15年間で世界の航空旅客数が倍増し、60億ユニットを超えると見込まれています。同時に、大量輸送、観光、移住の質的管理はより敏感かつ重要になっています。円滑な輸送の確保、セキュリティー強化、人権・国際協定の管理、犯罪流入の防止は重要課題です。新たな技術やアーキテクチャー管理を革新的で相互運用可能な登録システムと併せて利用することで、国境の性質自体が急速に変化しています。21世紀のスマート国境へようこそ!

IOTのセキュア化:高度に接続された未来
IoTのアプリケーションやサービスは、ますます多くの経済分野で急拡大しています。ヘルスケア、エネルギー、公益事業、スマートシティー、農業に続いて、IoTは小売、銀行、消費者向けサービス、ホームオートメーションの分野で成長しており、今後も広がりを見せるでしょう。ヘルスケア分野でモニタリングや診断から移植管理や遠隔医療に及んでいるように、多機能化も進んでいます。この文脈で、多くの企業や行政組織の重要課題となっているのがIoTのセキュア化です。このカンファレンス・トラックでは、この課題に対する重要な答えを提供します。例えば、IoTでデータを処理する際にネットワークセキュリティー管理にコンポーネントやレイヤーを統合すること、効果的な使用に向けて5GやIPV6を含む技術プロトコルや規格の採用を検討すること、IoTガバナンスの重要コンセプトをセキュリティー、プライバシー、責任に焦点を当てて理解することです。ヘルスケア、農業、ホームオートメーション、エネルギー、工業などでの使用事例についての知見が獲得できます。

データ管理とプライバシー:次の大ブーム
私たちは、プライバシー管理とデータ保護に関する重要な移行を経験しています。これは、企業にとって横断的テーマであり、顧客関係の信頼の問題にもなっています。今日、データ保護が国際的な規制状況で再設計される中で大きな変化が起きており、またプロジェクト設計からクラウドサービスまでのビジネスプロセスに新たな構造上の進歩を生み出し、利用者の管理の選択肢を広げています。このプログラムでは、欧州の一般データ保護規則(GDPR)や欧州・米国間の「データ・プライバシー・シールド」の設置など、プライバシーに関する海外の最新情報に取り組みます。また、プライバシー影響評価・監査などの方法論、暗号理論、クラウドデータ保護、ビッグデータ分析、モバイルプライバシーといった技術、市場の慣行や期待に関する法的責任の側面と重要な変更に関する幅広い視点も提供します。

基調講演

午後5時30分~午後6時30分 - キャスパー・ベリー氏、リスク判定と意思決定に卓越したポーカープレーヤー

リスク判定と意思決定
キャスパー・ベリー氏は、ニューカッスル・アポン・タインのロイヤル・グラマー・スクールを卒業後、ケンブリッジ大学で経済学と人類学を専攻しました。

ベリー氏は、リスク、意思決定、革新、リーダーシップの話題を専門として啓発的講演を行う基調講演者です。これまで、俳優、映画やテレビの脚本家、スポーツコメンテーター、起業家、プロのポーカープレーヤーとして活躍してきました。ベリー氏はプレゼンターやポーカーの専門家として、多数のポーカーテレビ番組に出演しています。2006年公開のジェームズ・ボンド映画「カジノ・ロワイヤル」では、スカイ・ポーカーの共同司会者のドクター・トム(クレジットあり)と共に、ポーカーのアドバイザーを務めました(クレジットなし)。

会議の詳細 – 11月30日(水)

基調講演
午前9時5分~午前9時30分 - オサマ・ベディア氏、ポイント、設立者・最高経営責任者(CEO)
将来展望:買い物方法への技術の影響
過去10年間に、技術によって人々がショッピングをする方法が変貌を遂げました。そのため、商取引も遅れを取り戻す必要がありました。ベディア氏は、支払い方法は販売者と消費者に両者にとって、より効率的かつ透明で、簡単であるべきだという信念に基づき、ポイントを設立しました。ポイントのスマート端末のおかげで、支払いを取り巻く情況がエコシステムの全関係者が恩恵を受けられるものへと前進しつつあります。
ベディア氏はこれまで、決済エコシステム全体の形成に貢献してきました。ポイントを設立する前は、グーグルで決済担当バイスプレジデントとグーグル・ウォレット担当ヘッドを務めたほか、ペイパル、イーベイ、ゲートウェイ・コンピュータズ、AT&Tワイヤレスで、さまざまな指導的立場にありました。

午前9時30分~午前10時 - ピーター・ジャクソン氏、サンタデール銀行、イノベーション担当ヘッド
フィンテック分野の革新的技術
サンタデール銀行は、市場動向を調査・予測し、グローバルで大きな変革力がある長期的視点に立って、ビジネスおよび顧客向けソリューションを設計するために、コーポレート・イノベーション・エリアを立ち上げました。イノベーション・エリアには、同グループがスペインで運営するオンライン銀行のオープンバンクが含まれます。ジャクソン氏はトラベレックス・グループの最高経営責任者(CEO)として、同社を変貌させる大規模なプロセスを主導し、デジタル革新と業務改革に力を入れつつ、合併と買収を行いました。その前は、ロイズとスコットランドのハリファックス銀行で管理職に就いていたほか、マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタントでした。ケンブリッジ大学でエンジニアリングを専攻しました。

カンファレンス・トラック

フィンテック・ステージ
世界のフィンテック投資は2015年に75%増加し、220億ドルという高額に達しました。ロンドンやシンガポールなどのエコシステムがこの流れをリードしていますが、他の多くの国でも新興企業、投資家、銀行、技術パートナーが協力できるよう、強固な金融サービスの枠組みを構築しつつあります。
フィンテック・ステージでは、デジタルアイデンティティー、ネオデジタル銀行、分散レッジャー技術、B2B決済というテーマで、クラス最高の講演者をトラステックに迎え、金融サービスに関する新しい考え方に最大の影響を与える可能性が高い動向についてソートリーダーらと議論します。

決済の変革:誰が? どのように? なぜ今か?
デジタル技術の急成長により、さまざまな業界で多くの変革が起きており、その最も顕著な例が決済業界での変革です。長年にわたり、決済業界は一握りの企業の意思決定に依存し、変化のスピードはもっと緩やかでした。デジタル革命が起きつつある中で、決済の成長は真に世界的な現象となりました。多くの新規企業が業界に参入しています。ほぼ毎日、新興企業が新たなソリューションの公開を模索しています。このセッションでは、現在の決済の状況を確認し、既存のシステムに変革をもたらそうとしている企業について見ていきます。

電子本人確認と電子政府:技術革新の推進役
デジタルの相互作用により、電子本人確認を中心として使用する電子政府戦略の範囲と期間の拡大が起こります。行政の効率化とコスト削減の次に、新たな目標としてデジタルの信頼性の強化、適切な経済サービスの統合、セキュリティーと移民政策の向上を目指すことになります。世界のさまざまな地域で国際的な本人確認システムの相互運用性と一貫性が追求される中で、このプログラムでは、行政政策の「デジタル化が標準設定」から学んだ教訓、国際的な本人確認システムの実施、効果的な信頼サービスの進展、民間と公共の相互運用性、市民カードとモバイルアイデンティティーを用いたサービスのパーソナライゼーション、社会包摂や共有型経済の透明性から移民流入管理の向上までの電子政府業務を含む多くの問題を扱います。

規制の変更により新たな市場が出現
競争当局と中央政府の決定である一連の欧州の指令により、決済の状況はより均質的になり、競争が激化しています。大きな影響の中でも、注目すべきは決済サービス・電子マネー機関の創設、カード交換手数料の低減、欧州の自動引落(SDD)および口座振込(SCT)手段の出現、分割システムおよび処理への要望、第三者に許可された銀行口座へのアクセス、「即時決済」の可能性です。可能性の範囲はますます無限化しています。

IOTからネットワーク商取引へ
IoTエコシステムは急速に発展しています。2014年にはネットワークの対象はわずか数十億でしたが、多くの業界報告書ではこの数が2020年までに250~500億に達すると推計しています。決済機能がネットワークの対象に追加されれば、IoTが支えるネットワーク商取引が実現します。このトラックでは、次の質問への回答を試みます。現在のIoTと決済の状況は?  決済はIoTエコシステムのさらなる発展にいかに貢献できるか? ネットワーク商取引の発展の主要な機会と障壁は?  IoT分野と特にウエアラブル、コネクテッドホーム、コネクテッドカーのセグメントの革新的なソリューションとは? 異なる企業の戦略とは?

基調講演

午後5時30分~午後6時30分 - ロン・カリファ氏、ワールドペイ、副会長兼エグゼクティブディレクター
決済業界の新展開
ワールドペイで10年以上最高経営責任者(CEO)を務めたカリファ氏は、2013年に同組織の副会長兼エグゼクティブディレクターに任命されました。それ以前は、RBSやナットウェスト銀行でさまざまな幹部職に就いていました。カリファ氏はカード/決済業界の専門家と目されており、この分野での努力と貢献が評価され、2011年カード&決済アワードで「業界パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー」として表彰されました。同氏は決済業界で最高経営責任者(CEO)として活躍してきた豊富な経験のほか、合併および買収と戦略策定で培ってきた大きな強みを持っています。カリファ氏は、ビザ・ヨーロッパの取締役も務めています。

会議の詳細 – 12月1日(木)

基調講演

午前9時5分~午前9時30分 - ケビン・スラビン氏、MITメディアラボ教授、「プレイフル・システムズ」部門の創設者・ディレクター
人工知能、次の大ブーム?
MITメディアラボ教授で連続起業家のスラビン氏は、多くの最先端プロジェクトに取り組み、娯楽、ゲーム(特にジンガ)、ビッグデータ、次世代技術、デザインが交わる現場で企業を経営してきました。2013年に、MITメディアラボは同氏に新部門「プレイフル・システムズ」の創設・主導を依頼しました。評価の高い「アルゴリズムが形作る世界」の著者でもあります。

午前9時30分~午前10時 - エイドリアン・ラドウィッグ氏、グーグル、エンジニアリング担当ディレクター兼アンドロイド・セキュリティー主任エンジニア
グーグルがいかにアンドロイド・エコシステムの安全化に取り組んでいるかを検証する
ラドウィッグ氏は、グーグルでアンドロイド・セキュリティーの主任エンジニアを務めています。同氏はこの役職で、アンドロイド・プラットフォームのセキュリティーとグーグルのアンドロイド向けアプリケーションとサービスを担当しています。グーグル入社前は、ジョイエント、アドビ、マクロメディア、@stake、国防総省で技術的管理職を務めていました。ウィリアムズ・カレッジで数学の学士号を、カリフォルニア大学バークレー校でMBAを取得しています。

カンファレンス・トラック

モバイル決済
電子ウォレットが電子商取引での関連性(利便性、コンバージョン率、詐欺との闘い、モバイルフレンドリー性など)を示す中で、当然ながらモバイル決済があらゆる国で要望と期待の対象となっています。これにより、ウェブの大手企業(アマゾン、アリババ、グーグル、フェイスブック、テンセントなど)、国際的なカードシステム(ビザ・チェックアウト、マスターパス)、大手小売企業(ウォルマート・ペイ、スターバックス、FlashnPayなど)、銀行(チェース・ペイ、ペイリブなど)、スマートフォンメーカー(アップル、サムスンなど)、通信事業者(ボーダフォン、オレンジ、テレフォニカ、MTNなど)、無数の新興企業の間で巨人たちの真の戦いが起こっています。この永遠の争いに最終的に勝利するには、各利害関係者は大きな火力、大きな創意工夫、付加価値サービスを集める必要があります。

ブロックチェーンの未来:成功か失敗か?
今年の最もホットな「流行語」の中で、ブロックチェーンは間違いなくトップ周辺に入るでしょう。過去数年間で暗号通貨が良くも悪くも見出しを飾ったとしても、まだ大きな進展はありません。しかし、ますます多くの利害関係者がブロックチェーン技術の良い面に関心を寄せています。この技術は、金融部門、自動車、IoT、健康といった多くの分野で相当の可能性を実証しています。

サイバーリスク・詐欺:セキュリティーのパズル
顧客口座の操作、キャッシュフローと送金への攻撃、無形資産のブロック・監視・窃盗、産業用制御システムフローの創設は、戦略的影響の脅威が高まる中であらゆる組織が対処すべきものの一部です。このトラックでは、サイバーリスクの進化、侵入検知と脅威の防止、情報セキュリティー管理、組織内外の検知能力、本人確認と認証を強化する慣行、APTサーカムスクリプションと法医学的調査、サイバー監査の慣行、危機管理に対処します。

メインステージ

技術革新、製品発表、スタートアップ・ピッチ、フィンテック・ピッチ
トラステックのメインステージは、技術革新に完全に特化したこのイベントの中心です。革新的企業の世界的なコミュニティーがここに集まり、海外から参加する潜在的な顧客、パートナー、投資家、メディアに向けてアイデアと製品を発表します。メインステージでは、フィンテック・ピッチ賞、スタートアップ・ピッチ・セッション、有名なセサミ賞のエンディング・セレモニーも開催します。

詳細とプレスパスについては、www.trustech-event.comをご覧ください。

トラステック(カルト含む)について:本イベントは30年以上前に、当時生まれたばかりのスマートカード技術を促進するために、「カルト・セキュア・コネクション」という名称で初めて開催されました。そしてこのたび、業界およびイベントの発展の仕方と、信頼ベースの技術に重点を置いていることをより適切に反映するために、「トラステック(カルト含む)」と名称を改めました。

コメクスポジウムについて:イベント運営を手掛ける世界的リーダー企業の1つであるコメクスポジウム・グループは、食品、農業、ファッション、セキュリティー、デジタル、建設、ハイテク、光学、輸送など11業種の170件以上のB2C/B2Bイベントにかかわっています。コメクスポジウムは、世界26カ国の来場者300万人以上と出展企業4万5000社を迎えています。コメクスポジウムは、アルジェリア、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、モナコ、オランダ、ニュージーランド、フィリピン、カタール、ロシア、シンガポール、スペイン、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)、英国、米国など、世界の30以上の経済成長地域で事業を展開しています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

TRUSTECH
Press Contact: Vianova Group
Sandra Codognotto, 01 53 32 28 58
codognotto@vianova-rp.com

Contacts

TRUSTECH
Press Contact: Vianova Group
Sandra Codognotto, 01 53 32 28 58
codognotto@vianova-rp.com