ブラックロックが、iShares事業も含め、バークレイズのBGI事業買収に合意


大型資産運用会社ブラックロック・グローバル・インベスターズ(ブラックロック)が誕生

アクティブ、定量、インデックスの各投資ストラテジーを一体化した独自の能力により、世界の機関投資家向け投資ソリューションを開発

「この関係により、当社の投資銀行業務およびウェルスマネジメント業務とブラックロックとの間の関係を一段と深める機会が生まれます。ブラックロックの統合されたプラットフォームの幅と力により、世界の顧客にサービスを提供する両者の協力体制が、一層深いものになります。」

ETFプラットフォーム「iShares」とブラックロックのミューチャルファンドが一体化し、個人投資家の個別ニーズに合わせたポートフォリオを提供

リスク・分析能力の拡大により、リスク管理・アドバイザリーのプラットフォーム「ブラックロック・ソリューションズ」が充実

新会社は、世界規模で社員、顧客、商品を有し、完全な一体化と独立性を確保

バークレイズPLCは、合併後新会社に19.9%の持分を確保

ニューヨーク発 -- (ビジネスワイヤ) -- ブラックロック(NYSE: BLK)は、バークレイズPLC(バークレイズ)からバークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)を取得する買収契約に署名したと発表しました。買収対象には、市場をリードするBGIのETFプラットフォーム、iSharesが含まれます。ブラックロックとBGIの合併により、アクティブ運用とインデックス運用のマーケットリーダーの力が統合され、ひときわスケールの大きな資産運用会社ブラックロック・グローバル・インベスターズ(ブラックロック)が誕生します。この買収取引により、完全に一体化した独立の企業として、運用資産2兆7000億米ドル超の新会社が生まれます。

バークレイズは先般、BGIのiShares事業について「ゴーショップ」条項により別の企業に売却できる契約を結んでいます。5営業日以内にバークレイズが当該相手先からBGI取得に関するブラックロックとの契約条件に対抗することを検討するという申し出を受領しない限り、バークレイズの取締役会はブラックロックとの買収契約に署名し、株主の承認を求めることになります。

ブラックロックとBGIが統合されることで、さまざまなリスク水準にわたる世界規模の商品構成を有することになり、個人顧客、機関投資家向けにこれまで以上に強力なソリューション中心型の取り組みを進めることが可能となります。BGIの定量(クオンティタテイブ)投資、インデックス投資、退職金運用における革新的な金融商品、リスク分析力、指導的地位の実績が、ブラックロックの有するアクティブファンド運用、特注型ソリューション、革新的カルチャー、ブラックロック・ソリューションズを通じたリスク管理の能力を補完することになります。

新会社の商品としては、株式、債券、キャッシュ・マネジメント、オルタナティブ投資があり、特別勘定、共同信託ファンド、ミューチャルファンド、ETF、ヘッジファンド、クローズドエンドファンドを通じ、世界市場への多様なアクセスを顧客に提供します。

統合後の会社には、iSharesと合わせてブラックロックの世界規模のミューチャルファンドを提供することができるようになることで、個人投資家向けに個別ニーズに合わせたポートフォリオを提供できる高い能力が生まれます。iSharesは、業界有数のETFプラットフォームとして、世界各地の350を越えるファンドを通じて3000億ドルを超える資産を運用しています。iShares事業は急速な成長を遂げていて、ミューチャルファンドおよびETFの中で過去3年間、販売実績上位3位に入っています。

新会社は、他に例を見ない水準の人材や分析ツールに加え、流動性、世界的プレゼンス、各国のマーケットへの洞察を顧客に提供するために必要な規模のメリットを得ることになります。ブラックロックは、これまで同様、あらゆるアクティブ運用商品に対する最優先事項としてアルファの創出に力を入れるとともに、パッシブ戦略においても効率の高いベータの提供に注力していきます。

業界を主導するブラックロック・ソリューションズのサービスは、多様な顧客に提供するリスク管理、アドバイザリー、分析能力の幅が拡大することが、利点となります。

第4四半期中の完了が見込まれる買収の結果、バークレイズは、ブラックロックに19.9%の持分を所有することになります。両社は、投資銀行事業、ウェルスマネジメント事業における関係の拡充を目指します。

買収完了後のブラックロックは、世界24カ国に9000人以上の従業員を擁し、あらゆる主要市場で大きなプレゼンスを持つことになります。BGIのサンフランシスコ・オフィスが加わることで、米国における同社の基盤は一段と拡充します。

ブラックロックの会長兼最高経営責任者(CEO)のLaurence D. Fink氏は、次のように述べています。「世界の投資家との協力の規模と範囲を大きく拡大することのできる可能性に、この上ない期待を感じています。アクティブ投資商品とパッシブ投資商品との組み合わせは非常に強力で、機関投資家向けにも個人投資家向けにも包括的ソリューションとニーズに合わせたポートフォリオを提供できる当社の能力が、一層拡大します。」

「企業を成功に導くものは人材であり、ブラックロック・グローバル・インベスターズには極めて豊富な才能が蓄積されています。新会社の先進的発想と知的財産は、資本市場のグローバル化、資産配分の重視、複数資産クラスソリューション、信任義務管理、リスク管理、アドバイザリーサービスなど、過去10年間に出現して現在急速に強まりつつある重要な投資上の諸問題やトレンドに対応する上で、その先頭を歩み続けることを可能にするものです。」

「BGIのCEOであるBlake Grossman氏が合併会社の副会長兼科学的投資部門ヘッドを務め、会長室の一員として席を置かれることをうれしく思います。氏を新会社の経営におけるパートナーとして迎えることを、楽しみにしています。また、バークレイズ・キャピタルとバークレイズ・ウェルスとの関係の強化についても同様に高い期待を感じています。John Varley、Bob Diamondの両氏をブラックロックの取締役会に迎えることも、楽しみにしています。」

「私たちは、BGIに対して長く尊敬の念を抱いており、両社の企業文化や価値観には強く相通じるものがあります。両社ともチームワーク、仕事の質、品位を重視しています。両社は、ブラックロック・ソリューションズを通じて7年以上にわたり連携してきました。BGIの米国債券グループがブラックロック・ソリューションズの顧客でした。こうした関係は、統合後の一体化の推進をスムーズにするでしょう。」

一方、バークレイズPLC社長のRobert E. Diamond, Jr.氏は、次のように述べています。「この関係により、当社の投資銀行業務およびウェルスマネジメント業務とブラックロックとの間の関係を一段と深める機会が生まれます。ブラックロックの統合されたプラットフォームの幅と力により、世界の顧客にサービスを提供する両者の協力体制が、一層深いものになります。」

BGIのグローバルCEOであるBlake R. Grossman氏は、次のように述べています。「新会社ブラックロック・グローバル・インベスターズの誕生により、両社の能力ある従業員にとっては、機関投資家や個人投資家の厳しい環境での資産運用をお手伝いするに当たり、新たに大きな機会が生まれます。両社の親和性は高く、両社が1つの組織としてスムーズに統合できることを、強く確信しています。」

買収取引の条件

買収取引の条件により、ブラックロックは、自社の普通株式および普通株式同等物3780万株と現金66億ドルを対価としてBGIを取得します。これは合併会社の4.9%の議決権、19.9%の経済的持分に相当します。新会社は、ブラックロック・グローバル・インベスターズと名称変更します。

契約条件によれば、バークレイズにはブラックロックの株式の売却、取得について一定の制限が付けられますが、ブラックロックが将来株式を追加発行する場合でも、その保有割合を維持する権利を有します。

買収に当たっての現金部分は、現有の現金、与信枠の利用、機関投資家グループへの株式発行による調達資金で賄います。現金部分は、完全に確保されています。

バークレイズ、シティ、クレディ・スイスを含む銀行グループは、ブラックロックに対して上限を20億ドルとする364日間の新たな回転与信枠の提供を確定しています。この与信枠は、買収時に必要額を引き出すことができ、契約期間中に何らかの資金調達を通じて得た資金により返済するものです。ブラックロックは、この与信枠による債務の返済には、定期借入による資金を充てる予定です。

ブラックロックは、買収実行の時点で1990万株の株式を総額28億ドルで購入するとの確約を機関投資家グループから取り付けています。

この買収取引には、「ゴーショップ」契約の終結のほか、バークレイズの株主の承認、規制当局の承認、顧客の同意、慣習的条件の充足が必要です。

シティとクレディ・スイスが、ブラックロックの主財務顧問を務めました。また、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ証券、モルガン・スタンレー、ペレラ・ワインバーグ・パートナーズが補助的な財務アドバイスを提供しました。スカデン・アープス・スレート・ミーガー&フロムが顧問弁護士を務めました。

電話会議

ブラックロックとバークレイズPLCが報道関係者向け合同電話会議を開催

本日 - 米国東部時間6月11日(木)午後8時30分

ブラックロック会長兼CEOのLaurence D. Fink氏、ブラックロック社長のRobert S. Kapito氏、バークレイズPLCのCEO、John Varley氏、バークレイズPLC社長のRobert E. Diamond Jr.氏によって、米国東部時間本日午後8時30分に報道関係者を対象とする合同電話会議が開かれます。この電話会議への参加を希望される方は、午後8時30分までに、米国内からは(800) 374-0176まで、米国外からは(706) 679-4634まで電話をおかけください。会議のIDナンバーは、14126895です。聴取専用のウェブキャスト生中継を www.blackrock.com のインベスターズ・リレーションズ(Investors Relations)のセクションでご利用いただけます。

この電話会議およびウェブキャストは、東部時間2009年6月11日(木)午後10時00分から19日(金)深夜まで、録音再生版がご利用になれます。電話会議の録音再生を聴取される方は、米国内からは(800) 642-1687まで、米国外からは(706) 645-9291までお電話ください。会議のIDナンバーは、14126895です。

ブラックロックがアナリストおよび投資家向け電話会議を開催

明日 - 米国東部時間6月12日(金)午前8時30分

Laurence D. Fink氏、Robert S. Kapito氏、およびブラックロック最高財務責任者(CFO)のAnn Marie Petach氏によって、米国東部時間明日午前8時30分にアナリストや投資家を対象とする合同電話会議が開かれます。この電話会議への参加を希望される方は、午前8時30分までに、米国内からは(800) 374-0176まで、米国外からは(706) 679-4634まで電話をおかけください。会議のIDナンバーは、14126326です。聴取専用のウェブキャスト生中継を www.blackrock.com のインベスターズ・リレーションズ(Investors Relations)のセクションでご利用いただけます。ブラックロックでは電話会議に先立ち、ウェブサイトの同セクションに投資家向けプレゼンテーションを掲載します。

この電話会議およびウェブキャストは、東部時間2009年6月12日(金)午後12時00分から19日(金)深夜まで、録音再生版がご利用になれます。電話会議の録音再生を聴取される方は、米国内からは(800) 642-1687まで、米国外からは(706) 645-9291までお電話ください。会議のIDナンバーは、14126326です。

ご利用いただける電話回線数には限りがあり、先着順での受付となりますのでご注意ください。

ブラックロックについて

ブラックロックは投資運用で世界最大手の上場会社のひとつで、2009年3月31日現在の運用資産は1兆2830億米ドルに上っています。同社は、世界中の機関投資家、個人投資家の委託を受けて、その資産を株式、債券、資金管理、オルタナティブ投資の各種商品を通じて運用しています。同社の「ブラックロック・ソリューションズ」による投資システム、リスクマネジメント、投資顧問のサービスを利用する機関投資家も、増加しています。ニューヨーク市に本拠を置く同社は、21カ国に従業員を擁し、米国、欧州、アジア、オーストラリア、中東など世界の主要市場でプレゼンスを確立しています。詳細については、 www.blackrock.com をご覧ください。

将来見通しに関する記述

本報道用資料、その他ブラックロックが行う記述には、ブラックロックの将来の財務上または事業上の成果、戦略、期待に関する、米国民事証券訴訟改革法の意味における将来見通しに関する記述が含まれることがあります。将来見通しに関する記述は通常、「傾向」、「可能性」、「機会」、「途上」、「信じる」、「満足できる」、「期待する」、「予想する」、「現状の」、「意図」、「推計する」、「位置づける」、「想定する」、「見通し」、「続ける」、「留まる」、「維持する」、「持続させる」、「目指す」、「達成する」といった表現および同様の表現、あるいは将来や条件を表す「つもりだ」、「だろう」、「なるはずだ」、「なり得る」、「かもしれない」などの動詞または同様の表現により特定されます。

ブラックロックは、将来見通しに関する記述が時の経過とともに変化する多くの想定、リスク、不確定な事象による影響を受けることを警告します。将来見通しに関する記述は、それがなされる日現在に関するもので、ブラックロックは将来見通しに関する記述を更新する義務を有さず、更新を約束するものでもありません。実際の結果は、将来見通しに関する記述で予想されているものと大きく異なる可能性があり、将来に生じる結果は過去の実績とは大きく異なる可能性があります。

ブラックロックが米SEC(証券取引委員会)に提出済みの報告書に記述したリスク要因、および本報告書の他の箇所で特定するリスク要因に加え、特に以下のような要因により、実際の結果が将来見通しに関する記述または過去の実績から大きく異なるものとなる可能性があります。(1)事業上のイニシアチブおよび戦略の開始、中止、成功、タイミング、(2)商品・サービスに対する需要や運用資産の価値に変化を生じさせる可能性のある政治、経済、業界の状況、金利環境、金融・資本市場における変化と変動、(3)ブラックロックの投資商品の相対的・絶対的投資パフォーマンス、(4)競争激化の影響、(5)資本改善プロジェクトの影響、(6)将来の企業買収および売却の影響、(7)訴訟における好ましくない結果、(8)自社株買いの規模とタイミング、(9)技術の進歩の影響・規模・タイミングと知的財産保護の十分性、(10)ブラックロック、バークレイズ、バンク・オブ・アメリカ、メリルリンチまたはPNCに関連する、政府機関による立法上および規制上の措置、改革、および規制、監督、執行行為の影響、(11)一般経済、各国および各地域の金融・資本市場、特定の産業またはブラックロックに悪影響をもたらすテロ活動および国際的な敵対行為、(12)高い能力を有するプロフェッショナルを確保し、引き留める能力、(13)ブラックロックの投資の簿価の変動、(14)外貨建てとなっているブラックロックが得る投資顧問報酬および管理報酬および特定の資産・負債の簿価に悪影響をもたらす外貨為替レートの変動、(15)税法改正の影響および当社の税務上の立場一般、(16)旧Quellosの事業をその過去の事業も含めて効果的に管理するブラックロックの能力、(17)自社商品の販売をブラックロックが維持できること、(18)適宜自社商品をサポートするブラックロックの選択の影響、(19)他の金融機関における問題の影響や他の金融機関の商品の破綻や不調の影響、(20)バークレイズとの取引を完了するブラックロックの能力。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

BlackRock, Inc.
Media Relations
Bobbie Collins, 212-810-8155
Bobbie.Collins@blackrock.com
OR
Media/Investor Relations
Brian Beades, 212-810-5596
Brian.Beades@blackrock.com

Recent Stories from BlackRock, Inc.

RSS feed for BlackRock, Inc.