フィラデルフィア--(ビジネスワイヤ)--2008年9月4日--ローム・アンド・ハース社(NYSE:ROH)は、家庭用塗装から接着剤、屋根用塗料、高速道路線引き、家庭用絶縁体まで幅広く利用されている水性アクリルエマルションの開発で、世界最大の科学機関であるアメリカ化学会(ACS)から「National Historic Chemical Landmarks」に認定されました。ACSは9月15日、フィラデルフィアで開催される式典において同認定の表彰を行います。
「National Historic Chemical Landmarks」
ACSは、化学分野での画期的な進歩を認定するプログラムを15年前に創設しました。これは、最先端知識の拡大、薬剤開発や産業の推進、そしてアスピリンからジッパーまで幅広い製品開発における化学者の役割を認めることを目的としたものです。ローム・アンド・ハースのアクリルエマルション技術は今回の認定を受けたことで、難燃性綿、ベークライト・プラスチック、ナイロンの導入、透明テープScotch(R)、初の強力合成洗濯洗剤Tide(R)といった偉大な発明に肩を並べることになります。
ローム・アンド・ハース社の会長兼CEOであるRaj L. Gupta氏は次のように語っています。「ACSのような権威ある組織から、アクリルエマルション技術の主要開発者として認められることは大変光栄です。ローム・アンド・ハースが果たしてきた主要な役割は、当社のお客様と従業員数千人の創造性と指導性を反映することです。こうした人々の取り組みは、複数の業種に変革をもたらし、当社の水性化学が誕生する前の技術に起因した公害をなくすことに成功しました。アクリルエマルション技術の寿命は今後まだまだ続くというのも喜ばしいことです。私たちは、化学のための新しい市場、新しい場所を引き続き開拓します。そして、かつては不可能と思われていましたが、工業・建築分野への適用を阻む障壁を打破していきます。アクリルエマルション技術の最大の長所がわかるのはおそらくこれからです」。
9月15日にACSの次期会長Thomas H. Lane博士が、画期的進歩を証明する記念の盾をローム・アンド・ハースに贈呈します。
Global Science and Technology Outreachのディレクターであり、またDow Corning Corporationのシニア科学研究員であるLane氏は、次のように述べています。「1993年のプログラム創設以来、ACSがこれまで認定した化学分野の画期的進歩は62件のみでした。このため、ローム・アンド・ハースの受賞は、大変に名誉ある認証となります。これは科学実践者の限界をはるかに越え、何十年もの間、多くの人々の生活に関わってきた、その貢献を称えるものです」。
ローム・アンド・ハースの社長兼COOであるPierre R. Brondeau氏は次のように語っています。「ローム・アンド・ハースが開発に努めている技術は、今日の生活様式に不可欠であるだけではなく、環境面でも先進的な技術なのです。この名誉ある表彰は、当社が約100年前の創立以来、実現に向けて奮闘してきたが正しかったと証明してくれます。私たちは将来もこの革新を続け、技術適用をさらに拡大できるよう、取り組み続けます」。
ローム・アンド・ハースは近年、かつては不可能だと思われていた高性能の水性技術を金属表面へ適用させ、工業塗料においても環境面で進んだ技術を使用することに成功しました。この技術は、中国、ロシア、東欧のような急速に発展を遂げている経済圏にとって有益であることがわかっています。このような経済圏では、アクリルエマルション技術が環境問題に及ぼす効果が、公害軽減では特に顕著と言えます。
アクリル技術は、この55年間で、420億ドル規模の世界塗装市場に革命をもたらし、家庭での塗装方法を完全に変えました。この技術は屋根の美観維持に役立ち、またパッケージングや自動車に使用する水性接着剤の開発につながりました。同技術は大々的に普及し、米国の多くの車道および滑走路では、フロリダ州のスペースシャトル着陸滑走路も含め、アクリル性交通塗装技術を利用して線引きが行われています。
ローム・アンド・ハースが先駆となり塗装市場へ導入された水性アクリル技術は、同社の調査によると、大気中の揮発性有機化合物(VOC)を1953年以来2000万トン削減してきました。これは、2008年8月1日現在、世界中の男性、女性、子供が吸う大気中の汚染物質が1人につき6ポンド(約2.7キログラム)減ったということを意味します。
アクリル塗装は環境のためになるだけではなく、老朽化や風化に対しても耐性があり、群を抜いて優れた能力を示しています。ローム・アンド・ハースは、中国、ブラジル、オーストラリア、スウェーデンを含む世界14の試験現場で、4万2300以上の試験板を用いてペイント塗料を、さまざまな気象条件や気候にさらした状態にしています。また今日では、建材に含まれるホルムアルデヒドや、自動車で衝撃吸収に使用されるアスファルト材料など、より有害性の高い素材に代わるものとしてもアクリル技術が使用されつつあります。
ローム・アンド・ハースは、この名誉ある認証を記念し、Arbor Day Foundationと提携してSpruce Up Your Homeコンテストを開催し、自宅家屋を維持・改装する家族の支援に努めます。個人の消費者は、9月15日よりローム・アンド・ハースのPaint Quality Instituteの www.paintquality.com/spruceup にアクセスし、5000ドルの家屋修繕用ギフトカードおよび外装大改造(グランプリ)か、家屋向け新外装用塗料(一等賞8名)を獲得するチャンスに応募することができます。受賞者は、Arbor Day Foundationの代わりにトウヒの苗木を受け取り、グランプリ受賞者の住む地域社会には1000本の木が贈られます。これらはすべて、私たちが暮らす環境と社会によい影響を与えることを目的としています。
ローム・アンド・ハース社(Rohm and Haas Company)について
1909年の創立以来、ローム・アンド・ハース社は、特殊素材業界の革新的技術とソリューションの創造・開発において世界をリードする先駆的企業であり続けています。同社の技術は建設・建築、エレクトロニクス製品・機器、家庭用品・パーソナルケア品、パッケージング・紙、輸送、製薬・医療品、水、食品・食料関連、産業プロセスなど、幅広い産業で利用されています。ローム・アンド・ハース社の革新的技術とソリューションは世界中で、毎日の生活水準を向上させるために役立っています。ペンシルバニア州フィラデルフィアを本拠とする同社の2007年年間総売上高は約89億ドルに上りました。詳しくは www.rohmhaas.com をご覧下さい。imagine the possibilities(TM)
National Historic Chemical Landmarksについて
1992年、米国化学会は、化学に関する独創性に富んだ歴史的な出来事を認証し、化学の社会への貢献に対する一般的な認知度向上を図るため、National Historic Chemical Landmarksプログラムを設立しました。これまでにこの高名なプログラムで認証されたのはベークライトの発明、ペニシリンとストレプトマイシンの発見、洗濯洗剤Tide、その他Joseph Priestley、Antoine Lavoisier、George Washington Carverなど歴史に名を刻んだ人物の偉業などです。Landmarkプログラムについて詳しくは、 www.acs.org/landmarks をご覧下さい。
米国化学会は、世界最大の科学機関であり、米国連邦議会公認の非営利団体です。世界的な指導者として、複数のデータベース、論文審査のある学術雑誌、科学カンファレンスを通して化学関連研究についての情報を提供しています。本部はワシントンD.C.とオハイオ州コロンバスにあります。
Arbor Day Foundationについて
Arbor Day Foundationは非営利の保護・教育団体であり、会員数は約100万人に上ります。人々に木を植え、育て、大切にしたいと感じてもらうことを使命としています。同団体とそのプログラムに関しては、 www.arborday.org でより詳しくご覧いただけます。
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